987ケイマン6MTです。
ブレーキローター&パッドを交換します。
ローターは、OEM品です。
ブレーキパッドは、オーナーさんのご希望で、低ダスト
タイプで交換です。
低ダストタイプは、名前のとおり、ブレーキダストが
純正品に比べ、殆ど出ません。
その分、制動性能が劣り、峠やサーキット、また高速道
で、高速で何回もハードブレーキングを続けて行うと
フェード(バッドが焼けて、効きが半減します)しやすく
なるので、そのことを十分ご理解頂いてご使用ください。
国産ですと、ISFなどが、ブレンボ製ブレーキKITを
標準にしましたが、ホイールのダストが半日で真っ黒
になるくらい汚れまして、レクサスオーナーは、大変
クレームを入れました。
汚れるとは聞いていたが、こんなに酷いとは、、。
レクサスLSも、一部ブレンボ製が採用され、スポーツ
タイプの車種でもないのに、こんなに汚れが酷いとは!
ということで、発売当初、低ダストタイプのパッドを
レクサスディーラーに収めました、、。
ドイツ車両オーナーの方は、すでにホイールが汚れる
のはご存知で、このようなクレームは一切ありゃんせん。
ま、時代の流れであります。
最近は、国産のパッドで、ある程度金属粉の入って
尚且つ、低ダストタイプのパッドが発売され出しました。
海外ではこれが普通ですが、我が儘な日本人を相手に
してる国内メーカーさんは、この要望をすぐに対策して
販売出来るのです。
だから、日本の車両は、昭和の時代までは、まだまだ、
外車(欧米の)には、全てにおいて歯が立ちませんでした。
ヤナセさんが、販売していたVWビートルなど、アタシが
20代まで、ヤナセの高級外車で、コンチネンタルなる
タイヤを装着してましたが、スゲー!タイヤまで、外国
製じゃ! 当たり前のお話ですが、、。
ホイールも、イタリアのカンパニョロの鋳造マグ、英国
コスミック社のアルミ鋳造ホイールなど、国内では、
まだ、ホイールは、鉄チンホイールの幅広に溶接して
売っていました、。
それが、現在では、メイドインジャパンは、世界
各国で、トップメーカーとしてブランド力を上げてます。
これらは、日本の自動車メーカーさんの技術者さんが、
家族のことも顧みず、日夜全精力を傾けて、開発、改良
をした結果、今日に至ってる訳です。
どこかの大臣さんが育休などと、大変評判が宜しい
ようですが、日本の現在の国力は、このような方々の
おかげであるといっても過言ではありゃんせん。
ちなみに今回のケイマン用低ダストパッドは、国産
品でありまする。
勿論、外国製品も優秀でありますし、最近の東南
アジアなどの製品も、世界中を網羅しており、国産
品は、価格などの問題で、生産が外国に流失して
おります。
それも、最大の要因は、人間に対する賃金であります。
10年前など、東南アジアの製品は、安いが品質が
安定しませんでしたが、現在は、、、。
日本の生活レベルは、欧米の先進国と同レベルに
なりつつありますが、そのシワ寄せも同じように
なってきており、問題は山ずみです。
つづく。