LSDのおいしいお話ですが、幾分OS技研さんの宣伝になります。
ま、そこは大人のお話として聞き流してください。
絵は、左が某メーカーのクラッチディスク、直径89mm。
表面に金属溶射がほどこしてあります。
右は、OS製直径108mm、高炭素鋼&熱処理された金属板の表面研磨で
平面を出してます。
また、表面の溝は、IS-Fに採用してるTCD(トラクションコントロールデフ)
で、初期のロックをオイルでソフトにし、パキパキ音などの低即時のスムースさをより一層引き出しす。
難しい加工処理です、それも手作りに近い、、。
だからお高いのです。
これだけでも、クラッチィスク有効径、面積共に大きいです。
それに枚数、片や3組、OS製7組、、、。
左のクラッチディスク表面は、金属溶射されてますが、それはそれで素晴らしい
発想ですが、売りは、クラッチディスク表面が磨耗しないと、、。
LSDの効果は、漠然としています。
FF車、FR車、RR車、4WD車、MD(ミドシップ)車と全て特性が違いますので、加速時のロッキング率、減速時の減速率など、、。
一般に、FF車で1,5ウェイ(この言い方はクスコさんの商標がされてます)。
加速時には、カム角度45度など強烈な効き方良いですが、アクセルオフなど、タックインを利用してコーナー内側にキュっと車両が曲がるクセを使います。
ですから、減速(アクセルオフも含め)時にはあまり効かせないよう25度とか、、。
FR車は、加速減速どちらも欲しいので(ロックが、、。歌と違いまっせ!)、2ウェイなどと言います(クスコさん使わせてもらいます)。
MD車は、大体2または1,5ウェイです。
問題はポルシェ911のRR車、大変です。
トラクション(前に進む力)は、リヤ車軸後ろにエンジンありますので、コーナーからの立ち上がりでも少々のことでは、片輪が持ち上がってホイルスピンなどしにくいので、ロック率は少なくて良いです(カレラは付いてません)。
逆にコーナー進入時などの減速時にリヤ荷重が少なくなり不安定になりますので、ロック率を上げます。
これを逆1,5ウェイなどといいます。
加速時カム角25度以下(0度でも良いかも)、減速時35度などと、設定します。
実際、市販車GT3,GT2は、レース車ほどロック率少ない、殆ど効いてないLSDが純正で装着されます。
レース車は別ですが、それでも加速時のカム角は、やはり25度以下です、自分の知ってる限りは、、。
つづく。