23f71933.jpgLSD(リミテッドスリップデフ)を紹介します。
と言っても、OS技研製のお話ですが、、、。

先日、岡山県の(株)オーエス技研に初めてお邪魔しました。
会長の岡崎社長とは、以前数度、どこかでお会いしたことはあるのですが、挨拶程度で、、。

アイコードのメカ2名は、過去にサービス研修でお邪魔はしていました。

今回、岡崎社長さんとは、今後の計画等について、改めてお話したいと申し出ましたと事に、お答えいただきました。
朝からその日の夕方近くまでお付き合いいただきました。

岡崎社長が現在の場所に会社を設立されたのが1973年とお聞きしましたが、
職人気質そのままで、納得出来ないの物は、それが某有名カーメーカーからの依頼で、設計図の数値が1/1000の誤差を指定してきて、そこまで必要無いと断ったとか、、。

ま、そんな伝説は、1冊の本になるくらいありそうです。
午前中は、そんな昔話しに花が咲き、色々ここでは書けない、面白いお話をお聞きしました。
なんせエンジン1台作ってしまいました。
ミッションも、、。
加工機も自分で、、。

ということで、本題になかなか入らないまま、お好きな2輪、ヨーロッパの古いレーサーやロードモデルなど、歴史博物館物の改良など、今でもヨーロッパから鋳物やギヤなど、製作依頼が来るそうです。

最近、イギリスでも昔のF1などの下請け町工場のおじさん達、職人さんがお亡くなりになり、1品もの製作が出来なくなったようです。
これは、これまで世界各国のクラッシクレーシングカーやスポーツカーなどのレストアなどに、イタリヤの工房が対処されてましたが、そちらも職人のおじいさんが亡くなって、世界中の依頼主が困ってるようです。

OS技研さんは、それらの注文以来も最近、多いと言われました。

絵は、ポルシェ964RS,993RS,996GT3,GT2,997GT3,GT2などに装着可能な4ピニオン、スーパーロックLSDです。
ライフは、使い方にもよりますが、10万キロは、オーバーホールは必要無いでしょう。
それとデフのロックするタイミングを微妙に調整可能にする箇所が、大きく4ヶ所有り、組み合わせですと無数になります。
そして、加速と減速時のロック率を決めるセンターのカム角度は、25度、35度、
45度、それとポルシェの場合、加速時にロック率を高くするとパワーアンダーにありますので、逆1,5ウェイまたは、1ウェイと加速時角度を限りなく0度にする
可能性もあります。

純正ストリート用など、それです。
それくらいポルシェ911用は、運転手を選びますので、非常にデリケートで、
素人の方でしたら、無くても構いません。
ちなみに、数年前自分が参加したフィンランド雪上トレーニングに使用した997カレラカブリオレは、LSD無しで、ドリフト走行してました
つづく。