e988dc3e.jpg花巻から東進、岩手県宮古市に入りました。
それまでの山間部は、何の被害も無く、ただソメイヨシノや山桜が綺麗に咲いてきた!何て呑気なこと言っていましたら、宮古市4キロ手前から川の両側が一変!

最初は、草木、流木が見えてきたと思ったら、突然材木などの瓦礫の中から、家の土台のようなコンクリートの囲いがあちこちに見えてきました。

車が、グチャグチャになってひっくり返ったり、信じられない高さの鉄骨に引っかかっていたり、、。

映画の戦場場などは違った、修羅場です。
言葉が出ません。

テレビで見たあの、映像がもっと臨場感あふれる形で、、。
人がいたら、あの材木などの瓦礫で、、、。

異臭(魚などの)と消毒の為のクレゾールの匂いが混じった匂いが、、、。
地元の方が、何処から手を付けたらいいか、、!とインタビューに答えておられましたが、全くそのとおりで、、。

村には、、お子さんか高齢者の方が大半でしょう。
若者は、大半が大都会に、、。

余計に手伝いなどに人手が足りないでしょう。
また、その若者も帰りたくても帰れない事情もおありでしょうし、、。

少しづつですが、片付けから始めるしかないでしょう。
県道や市道などは、かなり自衛隊の方がたが整備されたようで、宮古市から海岸沿いを北上しましたが、旨く通れました。

リアス式海岸を行くには、町や村を通過する場合、橋や峠を越すのですが、橋は戦場にあるような簡易な橋が作られてました。
悲惨な町、村を通過峠に入るたびに、ギリギリ津波を免れた高台の一軒家とのミスマッチが異様でした。

津波を免れた家の方も、電気、水道などライフラインは寸断され、ただ屋根のある非難小屋の如くでしょう、、。

絵は、哀れな姿のポルシェ928です。
他の車両がグチャグチャな形で、原型をとどめてない物が多い中、人目でそれと分かる姿にポルシェの凄さと哀れさを感じました。
つづく。