ede3191f.jpg連日”今日のアイコード”でも宣伝してご好評いただいているポルシェ用スーパーチャジャーKITについて、補足説明します。

数年前よりポルシェ用スーパーチャージャーKITを開発、発売しておりますが、初代チューニング車両は、997カレラSでした。
スタンダードでカタログデータ355PSがイートン社(エキシージ純正も同じ)のスーパーチャージャーと水冷インタークーラー、エンジンはノーマル圧縮比11;1でなんと480PSも出てしまいました。

スーパーチャージャーの魅力は、機械式加給器ですので任意加給域が選べ、排気ターボに比較して熱源の温度が低い為、かなり設置場所が選べます。

過去には2000CC位までの国産車両(ブリッツ時代の25年前)しか開発してませんでしたので、メカロスがエンジンパワーを食い、排気ターボ全盛時代には、そんなに評価は高くありませんでした。

自分もSCには、魅力を感じませんでした。

しかし、このポルシェなど排気量が3400CC以上のエンジンになるとSCに食われるメカロスより増大する出力が大きい為、下手なNAチューニングなど問題になりません。
もちろん、コレを排気ターボにすればもっと出力は出るでしょうが、、。

とうことで、今回の993カレラTipに取り付けたスーパーチャージャーは、エンジンを3,8Lにボアアップしてますが、400PS(ノーマル時300PS)を低いブースト圧でいとも簡単に出してしまやがったのです(すみません、つい興奮して)。

いかに加給器の威力が大きいか、、、。
Tip(オートマ車)なので、400PSはミッションを壊すであろうからと、オーナーに出力ダウンを報告しますと”そのままにしといて!”と懇願されました。
”何も出たものを減らすなんて持ったない!”と、、。
”ミッション壊れたたら、修理すりゃいいじゃん!”と逆に宥められました。

絵は、シャシーダイナモでECUの燃量セッティングの最中、スーパーチャージャーベルトが本体の振動でこすれた為、新たにステーを補強してるところです。
つづく。