a9527cf5.jpgロータス エキシージSのエンジンのお話が続きます。

このトヨタエンジン 2ZZ-GEは、NAエンジンとしては究極のシステムが付いています。

元祖はホンダさんのV-TECです。
これが2輪エンジンとして登場した時は、あまり気になりませんでした。
しかし、シビックやインテグラで登場するやトヨタエンジンなど同じ排気量では、レースなどで戦っても手も足も出ないほど完敗でした、、、。

と、横道にそれました。

2ZZの組み立て式カムは、絵でも分かるとうり低速カム山がローラーの付いたロッカーアームを作動させ、其の先のエンジンヴァルブを上下動させます。

組み立て式カムのお話をしだしたら止まりません。
それくらいツルタは、この焼結鍛造品を研究しましたので、、。
他社のカム研屋さんでは、焼結鍛造品は、削りたくないと拒否されてました、アイコードは、IS-Fでそれを実現しました(威張るツルタ!)
またまた、横道に、、。

そこに高速カム山が6000RPMで作動し、VVTL用OCV(オイルコントロールヴァルブ)が油圧と電磁弁で作動し、ロックピンが動き、もうひとつのスリッパーというローラーロッカーからヴァルブ作動を受け継ぎます。
其の間、低速カムは空回りしてます、、、。

文章では理解しづらいでしょうが、二つのカム山が低速と高速域を分担して取り持っていると言うことです。

ま、スポーツカエンジン&レーシングエンジンでは、これの低速カム山は不要なのですが、やはり昨今の排気ガス規制、燃費向上には必要不可欠な問題です。

しかし、最近の国内の10,15モード及びJC08Cモードやヨーロッパの排ガス規制ユーロ6に対応する為、また同一カーメーカー内のCO2排出ガス容量を満たす為には、更なる対応が必要となり2010年以降のエリーゼ(エキシージは消滅か?)には、1,6L 2ZR-FAE(バルブマチック)などと素人さんには、到底理解出来ない新規機構が付いたエンジンにとって代わっております。
すでにヨーロッパでは、、、、、。

2ZZエンジンのロータス車両が生産中止となります。
空冷ポルシェ車両みたいに、盛り上がるんでしょうね、、、?
つづく。