0cd8855a.JPGIS-F用LSDの質問に”初期の効きが弱いとサーキットで効果が薄く、もっとロッキング率を強いパキパキの方がいいのでわ?”という貴重なそして鋭いご質問がありました。
こういう質問大歓迎です。

結論を言いますとこのOS製LSDは、ロックするタイミングを低速時にマイルドにしてカパっとアクセルを全開に開けたときから瞬時にLSDがロック率を100%にするよう設計されてます。これは、他社の国産モノも最近は、このような設計になってます。
ですから、サーキット専用ならともかく、普段の足からサーキット、峠を楽しむには十分性能を発揮しますのでご安心ください。
弊社ワークスドライバー、F3、GT500を経験してる嵯峨君も太鼓判を押してましたので、、、。

ま、宣伝はこれくらいにして絵は、見ていただければお分かりと思いますが、ブレンボ6ポット純正キャリパーのレクサス文字が金色をしてます。
IS-Fオーナーの方は、アレっと思われるでしょうが、、、。
そう、最初は白字でした。レーシングドライバーの強烈なブレーキングでキャリパー自体が高温になり、色焼け(日焼けではありません、念のため)したのです。

ポルシェオーナーで、散々サーキットを走行されてる方のフロントキャリパーは、やはりブレンボのマークが白から金色に変わってます。
それくらい、ブレーキを酷使してるということでしょうか、、。
これがへぼブレーキパットでしたら、温度が上がる前にフェードしてブレーキ性能が極端に落ちますので、キャリパーまで高温になる前に皆さん”ウヘー、ブレーキが効かん!!”なんて言ってピットに戻るか、冷静な方はクーリングラップになるわけです。

昔のお話で恐縮ですが、自分がアイメック設立当初にアルバイトでタイサンティームにメカとしてお手伝いしてた時ですが、当事R32GTRグルームAがデビューしまして、タイサンさんでも高橋健二さんと土屋圭一さんとでエントリーしました。

デビューレースで、ブレンボの4ポットキャリパーは、度々悲鳴を上げまして、レースはダマシダマシ走行するも、2回目のピトイン時に堪えきれず、タイヤ交換時の一番温度が上がった時、シールが温度で耐え切れず、漏れてキャリパーから出火、其の時点でリタイヤとなりました。
他の星野さん等も確か、、、。

で、自分の友人であるメカのA氏は、キャリパー内に液道を加工し、不凍液をポンプで回して強制液冷式ブレンボキャリパーを作りました。
それは、其の当事ニスモさんは採用して全車標準装備となりました、、、。

兎に角、重い車両は、パワーよりブレーキチューニングが大変なのです。
ドイツなどの重量車の250km規制は、制動能力の限界なども大きく関係してると思われます。

ポルシェ、フェラーリなどのスポーツカーは、規制は無いのですから、、。
つづく。