生沢さんは、も一つ探してるものがありました。
1960年代ヨーロッパ在住時代に購入されたナローポルシェ911タルガ、イエローの車両ですが、日本に持ち帰って乗っておられましたが、ある理由で手放されました。
最近、コレクターが趣味の彼は、その当事のレースカーなどどんどん買い戻されてますが、このナロー911だけは、所在が分かりませんでした。
しかし、奇跡は起こり、長野で発見されたんだそうです。
そのオーナーは、すでに他界されてましたが息子さんが数あるお父さんの車コレクターの中でこの911だけは、なぜか売らなかったんだそうです。
晴れて、生沢氏のもとに戻り、これのレストアの話になりました。
ポルシェAGは、すぐに行動を起こしました。
シュトゥトガルトの本社レストア部門で直すことを快諾されました。
尚且つ、現在レストアの待ち時間ってのがありまして、まともにいくと約2年待ちなんだそうですが、もちろん天下いや世界の生沢です、、、。
ポルシェ社は、最優先で行うことを約束されたそうです。
多分この車両もクリストファノスにその経歴と一緒に載るでしょう、、、。
それで其の打ち合わせに来月早々にドイツに行くんだと楽しそうに語っておられました。
この話、自分以外にも生沢大将はしてるでしょうから、嬉しくて、、。
まあ、今頃はかなり広まっております。
なんべんも言いますが、これがテクニックというもんです。
ここ一番のかけどころをポルシェ軍はご存知で、レクサス軍は気がつかなかったか、
もしくは、無視、いや気にもしなかったのでしょうか、、。
自分は、シグマ時代、加藤社長のお父さんでもうすでにお亡くなりになりましたが、
旧トヨタ自動車販売の会長をお勤めになられました加藤誠之さまには、現役時代に色々お世話になりました。
で、自分がそのころチューニングしてましたAW11、初代のMR2ですが、友人やお客さんがそれを購入したなどと言われるとまだ、車両が生産間に合わなくて納車が遅いとき、つい会長にお願いしました。
すると会長はメモ帳を取り出し希望色、オプションなどを自分から聞きつけメモ書きしておられました。で、そのあと半日もしない間にトヨタ本社から電話が自分に掛かり、会長の、、指示で何とかしますということになりました。
こんな下っ端の自分でも真剣に聞いていただいたことが嬉しくて、そのあと何台もAW11を紹介しました。そう、知り合いの片っ端から”お前AW11を何も聞かないで買ってくれ!”なんて、、、。
営業の極意などありません。いかに親身になって自分に対応してくれてるかだけで、気持ちが良いもんです。
まあ、今、営業不振な方にはこんな慰め、聞く耳もたないでしょうが、、。
絵は、生沢大兄のご自宅のガレージ前でのショットです。
後ろに見えます、ガンメタ964カレラは、最近やはり知人の紹介で購入されたばかりです。自分も探しましたが、、、。
これから964で競い合いです。