bdb1a57d.JPG絵は、左右のメインマフラーにいく途中のy時の部分を横から写したものです。
厚みは50mmありません。このような楕円形状の断面は、管の周りの抵抗が大きく有効断面積が丸断面に比較し、著しく少なくなるのです。
出来れば、丸断面のまま、リヤサブメンバーを通したかったでしょう、担当者さんは、、。しかし、今度は、地上高の問題等、色々制約があったことをこの形状が物語っております、、、。

ここを排気量5,000ccのエンジンが最大6,600RPM時に燃焼室で爆発膨張した排気ガスが大気に排出されるのです。
このEXマフラーの排気抵抗を排気ガスの内部圧力を測定しながら理想的な排気圧力を設定します、カーメーカーさんは、、、。

で、測定しましたがかなりの排圧が測定されました。
自分は、も少し排圧の抵抗を少なくして排気ガスを大気に放出させて、それが出力向上に繋がると思っております。
排気抵抗を極力少なくするには、そうです、直管のそれも管の長さを短くしてフロントタイヤすぐ後ろのサイド出しにして、、、。
それでは、音量も絞れませんし、低速でのトルクが極端に低下します。

排気圧力は高ければ、低回転での高トルクを生みますが、高回転になるほど、それが抵抗になり、ふん詰まり現象を起こします。

この加減がノウハウということになります。
ある程度の低速トルクは、犠牲にしてまでも中、高速でのモアパワーを得ようとしてるのです。
これはという数値はありませんが、チューニングとは、どこかを犠牲にしてまでも得られるものが大きいことを意味します。
自分は、カーメーカーのエンジニアにならなくて(いや,なれなくて)良かったと思ってます。
つづく。