4f932934.JPGコースクローズドになって、警察の現場検証になってしまったので誰か負傷したか、お亡くなりになったか定かではありませんが、皆さん割と冷静にコースオープンを待っておられます。
そう、日本ならここで”事故の為、本日終了!”っとなるのですが、こちらはそんなことでは、閉鎖しません。
現場検証が、30分くらいで終了すると再び我先へとコースに飛び出していきます。

事故の責任は、個人の問題です。そんなことは承知で走行してるのですから、誰も気にしてません。合理主義を垣間見ます。

で、オイラたちもレストランで時間つぶして、”じゃ、次はケイマン!”なんて、いってましたら、例の社長さんが”じゃあ、キー頂戴、、!、、、、。」
”あれ、さっき渡しましたがね!”っと、オイラ、、、。

さあ、大変、キーが無くなっちまったでやんす!
それから、2時間あまり、大騒ぎ、車両の中や駐車場を探しましたが、もちろん、見つかりません。
同行していただいてるミセス恵子さまからは、ケイマンを持ってきたことを怒られるし、社長は、”キーなんかもらっとらん!っと、、、。

そうです!全てオイラが悪いんです!なんて、、、。
それで、色々考えた挙句、このままここに車両を置いてたらキーを拾ったヤツがワルであったら、乗っていっちゃうであろうなんて考えたもんですから、その場から離れられません、、、が、マンタイの工場に行けば、今日は日曜だけど、誰かいるだろうと、社長さんと恵子さんに行ってもらいました。

そして、なぜかオイラは、冷静に考え直して、も一度社長が乗り込んだ964CUPの左右のバケットシート下をよーく見直しました。
そしたら、助手席とセンタートンネルの間のシートレールの隙間にわずかにケイマンのキーホルダーの一部が見えるじゃありませんか、、、。
一度に安堵して全身の力が抜けてくのが分かりました。
社長さんが、乗られるとき片手に掴んだケイマンのキーホルダーを落としたとしか思えませんが、何回もそこは見た気がしたんですが、やはり冷静では無かったんですね。最後まで、気をもませられる珍道中であります。

そのあと、何回かクローズドになり、結局3時ころにはフランクフルトに出発したいので、マンタイケイマンに社長さんが乗られる機会は、無くなったのであります。
まあ、縁が無かったのか、、、。
絵は、お二人笑っておられますが、これは、キーを無くす前の和やかなムード状態であります。
このあと、そりゃもう、疲れもあってか其の場面だけでも、2時間くらいは語れるすばらしいドラマがありました。
つづく。