北コースに入り、コースの状況をつぶさに観察でき、また、昔のF1ドライバーが、その当時のフェラーリF1でコースアウトして火達磨になったコーナーとか、コーナーのフェンスのすぐ裏にスゥーデンクロイツとかいって、何か由緒のある高さ2mくらいの断面が200mmくらいのコンクリートで出来た十字架とか、至る所に観光名所となりそうな、オブジェというにふさわしい物を随所に見ました。。
なんせ、コースが大体幅8mくらいでその両サイドは芝生なんですが、その肩幅5mくらいです。その後は、高さ1,5mのガードレールです。
まるで、峠であります。それをクリップポイントに付けながらハイスピードで172のコーナーを駆け抜けていくのです。
走り屋でなくても、このスリル感はたまりません。
鈴鹿サーキットも最高に面白いコースですが、ここは、又違った意味ですごいです。
コースを疾走してる自分を夢でみたくらいですから、、、。
区間コースを試走してスタート地点に戻る途中、2箇所の地点で各ドライバーを見ていた指導員の先生は、逆走してスタート地点に帰ってくる各車両を止め、”あそこのクリップポイントは、あと50cm外側のラインを通りなさい、ただし、絶対ゼブラに乗らないように!”などと、言うのは簡単ですが、やるのは大変でして1mでもそのラインを寄せるのは大変なのに、50cmですよ!それも手前のコーナーのクリップポイントもあるし、流れに乗りながら速度も落とさず、正確に50cmずらすことがどれほど、難しいか、、、。
生徒さんは、余裕のある方は、そう、笑顔でOK!などと言いながらスタート地点(大体、20kmを12区間に分けてるので、1区間1,7Kmです、これを長いと思うか、短いと思うか、、、)に戻りますが、初心者やそんな感じの方々は、そりゃもう、真剣そのもの、、、。
もちろん、日本でのスクールなども見たことはありますが、今回木曜のスクール初日から霧と小雨で路面はウエット状態、それをかなり本気で走ります。皆さん!
心配してたことが起きました。最後尾の黄色い993RSの生徒さんがある区間の走行時、なかなか来ません。
すると、谷を挟んだ反対の少し下のほうから”チックショウ!”なんて罵声が聞こえてきました。そう、コースアウト、スピンしてフロント右を小破です。
今回、数台のクラッシュ、途中棄権の生徒さんが少なくとも20人くらいいました。
グルッペ9では、その他に997GT3RS赤のおじさんがケルンから奥さんも連れてこられてましたが、2日目、F1コース内でクラッシュ、棄権でした。
前者の993RSのおじさん(といっても、40歳くらいのダスティンホフマンのような、、彼を今の方は知らないか、、、)は、すごいです、その夕方、そのRSを自前の積車(車で引っ張るタイプ)に乗せてました。
”きゃえるんですか?” ”うんにゃ、フランクフルトまで別の930カレラと交換してくるんだがや!”
スッゲーガッツであります!
つづく!