ce28d904.JPGマカオグランプリ 06 オマケ
997GT3カップは、当たり前ですがよく出来た車両です。
なぜかというと996GT3カップでの不具合な部分をさりげなく改善しております。
それが昨年度とのラップタイムで差が出ています。

御存知でない方には、マメ知識ですが99年から996GT3カップは販売されてますがドイツAG厳密にはバイザッハのレース部門からですが、翌年のモデルが発表された時点で旧モデルとなったGT3は、やはり新車には歯が立ちません。
そこでポルシェは粋なことをやります。
そう、バージョンアップパーツを同時に発売します。
続けて出場したいが新車を買う予算はない方の為に、現行モデルに付け替えるだけでニューモデルと堂々の力を発揮できるのです。

いらんことですが996から997はもちろんモデルチェンジしてますし、ニューモデルとなり生まれ変わりました、、、が。プラッットフォーム(モノコックシャーシ)は同一の物を使用してます。これらは日本の車両でもよくやることで、、、、、。余り詳しく言うと夢が無くなりますので、、、。

で、997も996からシャーシは同一の物を改良して使用してます。
じゃあ、996GT3から997GT3にそっくり移植できるのか、、、。
厳密には無理です。外装パーツなどは、、、。
が、内部のパーツは、一部交換可能です。それはサスペンションです、、、ああ、バラしちまった、、、!!!!!! そう、ここだけの秘密にして、、、、!!!!

国内レースをやってらっしゃる方、予算なくて997GT3レース車変えれない方、996GT3にそっくり997の足全て移植されるとまた一段と速くなります。
ヨーロッパなどのティームはそれをやってます。もう、、、。
え、そんなこと言われなくてもワカットルガヤ!、、、失礼しました!!!

これら新車のGT3カップやこのたび発表されたGT3RSRなどはシュツトガツトにあるバイザッハのレース部門におられる、前にもチラと紹介しましたガード・シュミットさんというおじさん(ほんとうはエライ人)が統括されててヨーロッパ、アメリカ、アジアそして日本へと割り当てを決められてます。

このたびは、日本の窓口が今まで自由に頼めてたのがコックスさんという親分がフォルクスワーゲン社へと一本化されました。
オーナーとなる消費者側としてはこれからのコックスさんの采配に期待するところであります。
で、シュミットさんの悩みは、後継者がまだ育ってないことで世界上からのオファーや問い合わせに対応が間に合わず、てんてこ舞いしてるところです。
まあ、そりゃ、大変だと思います、世界中の大金持ちのワガママな注文、台数の割り当てに四苦八苦しながら世界中のレースに出張してカスタマーのご機嫌をとりながら、苦情を聞いたりして、、、、、。お察し申し上げます。
あれじゃ、マイレッジがすぐたまってファーストクラスのアップグレードがいつも出来るが体がもたんでしょう。自分が変わってやってあげますよ、、、。
ファーストクラスに乗ってみたい!!!!  レベルの高いツルタのヒトリゴトでした、、。

それとこれもお節介なマメ知識ですが、言い忘れてたのでここで説明しておきます。
このマカオグランプリで開催されてるポルシェカップアジアシリーズですが、2003年からシリーズとして始まりクラスを2つに分けてます。
AクラスとBクラスです。
Aクラスはプロフェッショナルレーシングドライバーの参加が可能で、Bクラスはアマチュアが対象です。選考委員で参加資格を選考されますので東海環状アマチュアレーシングドライバーでは有名なツルタが、もし参加しようとしても過去の戦歴が東海地区限定では多分選考から洩れてしまうでしょう、、、。残念、出ようと思ってたのに、、、!!!!
ですから、参加できたアマチュアドライバーは、プロドライバーにもまれながら自分のスキルアップも図れますので、1年間で多くの貴重な経験が出来る環境と思います。

これから予算と時間と度胸のある方は、こんなすばらしい世界があることを覚えておいてください。
自分も宝くじが当たったら迷わず参加したいですね!
つづく。