マカオグランプリ 06 3
新型ヴィッツだなーと思いながらふとフロントガラス越しにステアリングのワッカが両方にあるではありませんか、、、。
あっというまに通り過ぎたので定かではありませんが、確かに、、、。
で、しばらくすると同じ車両がすれ違ったので今度はじっと目を見開いて確認しました。
運転席側(右側の)の若いかわいような18くらいのおねーさんがしっかりと両手でステアリングを握ってまして路上講習のような真剣な様子でした。
で、左側のおっさんはどうしてるかというとステアリングには触らず、両手はひざの上っという感じでした。
すれ違い通り過ぎるまでの間、その間2mくらいの向こうを通過するのですが、、、。
やはりステアリングは、2つ付いてます。
こちらの車両に同乗していたマカオの同乗者に尋ねました。“そう、こちらではそうして練習します!”
いままでこのような練習方法を想像してましたが、まさか本物があるとは、、、。
まあ、理想からいえばあってもおかしくないですが、それもトヨタのヴィッツ(ヤリス)なので不思議な感覚でした。
それとこちらの車両の殆んどがマニュアルシフトでオートマチックは、高級外車のみです。
キケンな場面の時など両者が反対方向にステアリングをきったらどうなるんでしょうねと想像しました。
ステアリングギヤボックスの構造を見てみたいです。途中をチェーンで繋いでるのか、、。
これは、日本で製作してるのは又は、こちらで、、、。
冗談で日本でも作って売ったら少しは売れるかも、、、。車検が問題ですが、、、。
サーキット講習とか、新人教育とか、街中でも役立ちそうです。
これでスピン回避、ドリフト、高速コーナリングと何でも練習になりそうです。
サーキットとかに置いておいてレンタルするとか、、、、。
街中の若者が乗ってる車両のチューニング度ですが、見た限りでは日本の比べ5年は遅れてます。
車高の低い車両はよく見ますが、ホイールまで換えたりしてる車両は少ないです。
ステッカーチューンレベルで、EXマフラーは交換してる車両は多いです。
しかし、車両の殆んどが2リッタークラスまででスープラ、スカイラインクラスは皆無でした。もちろんこの改造車も日本車が殆んどですが、、、。
しかし、カジノの町でありお金持ちの方々が集まってる町なので夜な夜なスーパーカーは、登場してきますので、余り今回夜をはいかいしてなかったツルタは本当のマカオの顔をよく見てなかったかもしれません。
なんせ、ポルシェディーラーが出来たくらいですから、、、。
話は飛んで又、サーキットの話題に移りますが、今回サーキットでのレースは土曜、日曜の2日間で8クラス(2輪、4輪含め)のレースと予選がありました。
そして、その間に練習走行、ウォームアップと金曜の朝からスケジュールいっぱいです。
地元のテレビはケーブルで何局もあり、又広東語、ポルトガル語の同じ放送を別チャンネルで放映してます。
練習走行でも今回何台ものクラッシュがあり、その度に機敏なコースマーシャルが、というよりもサーキットクリヤ要員が各コーナーに待機してまして、事故を起こすとすっ飛んでいき10人くらいで車両の移動(クレーンを使って)、他の走行車両への規制、そしてコースの清掃とそれは本当にあざやかなティームワークで瞬時に片付けてしまいます。
今回、本番中も激しいクラッシュでどう見ても赤旗中断だろうと思うようなケースでも必死の対応でペースカーは入れて2~3周はイエローコーションとなり皆隊列を組んでコースクリヤを待ち、またレースを再開します。
兎に角場所、エスケープゾーンがありません。
これは、ピットでも同様で、自分達もピットに見学に行きましたが、兎に角狭い上に色々な車両が陣取っておりF3とWTCC(ツーリングカー軍団)がピットを占領しており、ポルシェカップ群は地下の駐車場がピットを宛がわれており、排気ガスの中で整備をしなければなりません。
モナコのピットの時も同様ですが、現在の有名サーキットを経験してるドライバーでもここマカオでは、お祭りの参道でテキヤさんのようなスタイルでレースをしなければなりませんが、これもこれがマカオと思えば何ともないのです。
そういう意味ではノスタルジックなレースウィークを久しぶりに経験させていただきました。
それから、これは帰ってから気づいたことですがグランプリ開催中交通整理も兼ねてのことでしょうが、いたるところに警察官や、白バイ隊員が待機してまして規制してました。
パトカーも小型のヤツを数度見ましたが、やはりなんといっても機動力を発揮するのは白バイです。ホンダ製のシングルやツインの350か400くらいの排気量のアップハンドルタイプ、要は実用車が多かったです。
そうそう、先導ということでは今回のレースのコースマーシャルカーはスバルが協賛されてるようでレガシーや途中のセフティーカー導入時はインプレッサが先導してました。
つづく。