81a9d50b.JPGマカオ グランプリ 06
平成18年11月16~19日開催のマカオGPに行ってきました。
もちろん仕事です。
恒例のマカオについてのあらましです。まず地球上の位置ですが、、、。
自分は、俗にいう香港、マカオというくらいの知識しかありませんでした。
香港の西南西64Kmの海上にあるところですがそのマカオは半島で一部広東省と陸続きですと、、、。香港からの移動は、ターボジェットの水中翼船かのどかなフェリー、VIPはヘリコプターで、、、。

他に3つの小さな島を現在はアメリカ、フロリダ州の有名なセブンマイルブリッジのようなキーウエストまで繋いでる海上大橋状態で行き来できます。
マカオの面積はちょうど東京の品川区くらいといわれてますが、数値では27,2キロメートル平方だそうです。
人口47万人は、95%が中国人で、あとはポルトガルル人等さざま、、、。
1999年暮れの中国への変換までポルトガル領であり、いまは中華人民共和国マカオ特別行政国と香港と同じ立場をとってます。
自治権はマカオにあり一国二制度です。

裏事情を話せば、地場マフィアさん同士の縄張りから中国政府に統括され生まれ変わったマカオになったのです。
変換されるまでは、カジノ(これで有名ですが、、)も一人の実力者に支配されてましたが、一変し、数年まえよりカジノとホテルなど建設ラッシュでもそれはまるでアジアラスベガス状態です。

しかし、今回お世話になった友人であるマカオ市民の代弁者としてアピールしたいのは、このポルトガル領になっての450年以上の歴史ある遺産が30ケ所も世界遺産に指定されたことです。
自分もその一部はこの目でみてきましたが、それはそれは感動の連続です。
みなさんもぜひこの歴史的美しさに触れられたらどうでしょう。
特に女性のかたにお薦めします。もちろんお楽しみの食べ物もポルトガル、チャイニーズ、広東と色々あります。そしてお安いのです、、、、。
マカオ市民の一般的な印象は一種独特でとても親しみやすく、心やさしく穏やかです。

とまあ、盛り上げたところで実際の珍道中を恥ずかしながらお披露目します。
このマカオグランプリは、自分もずいぶん昔から知っておりました。
なんと今年で53回目だそうです。自分の生まれた年1953年が第一回目です。
ギヤサーキットと称されていて市内の道路をそのままこの年一回のお祭りのために封鎖して行われるのです。1周6,2Km、高低差約40mくらい、最低幅7m全て一般道。
自分が、小学生4年生のときから初めてレーシングカーを雑誌で見て感動したのですが、その当時のカーマガジン(現在のとは違います)には、ミニクーパーやロータスエランなどが狭い坂を登ってるシーンを今でも覚えてます。
南国のアジアチックな木々や建物をバックにそのまま市街地を走行してるのです。
まるで東洋のモナコグランプリ状態です。

実際に例の有名なリスボアコーナーなどまさにクレージであります。90度直角プラスいきなりタイヤバリヤ。一体何台のレーシングカーがこのタイヤバリヤのエジキになったか、、、。

名古屋からのポルシェカップアジアシリーズの出場者で今回はじめて出場するある人は、“まるで迷路を走ってるようで怖くて仕方ない!!!”この方、日本ではあるシリーズを数年続けてぶっちぎり優勝してるツワモノですが、、、。
今回は、最初から戦闘意欲をそがれたのか一度スタートしたら、前に行くことはすなわち車両をキズモノにする勇気がないと出来ない状態で、終始沈着冷静なシンガリを努めておられました。

そのレースもスタート1周目で予想どうり中間を走行してた1台のスピンから3台がらみでよくクラッシュシーンに出てきそうな場面をその場にて再現されました。
997GT3カップがグチョグチョであります。
日本から出場のプロがエジキにあいました。

自分たちは、説明を省きますが縁あってリスボアコーナー過ぎてきつい登り300mくらいのところの道路沿いのマンション2階のベランダからの観戦であります。ガードレールから真上に3メートルくらいのところで丁度コーナーポストの監視員状態であります。

想像できないでしょうが、そのマンションの前の道路、要はサーキットコースの脇に普通の道路ですから歩道用の白線があり、そこにガードレールを設置その幅約40センチ、一人歩けば道幅いっぱい、、。
で、そのすぐ横1mくらいのところにマンションのドア(鍵つきのやつ)、このレースの為の仮設ガードレール(モナコのようなやつ)からドアまで約2m、、、。
2階のベランダから飛び降りたらコースに入っちゃいます。
言葉で説明するって本当にまどっろこしいです、、、。

部屋の中はというとリビングに大画面液晶テレビが実況中継(広東語)、、、。
エクゾーストノートを実際に窓の外から入ってくるのを聞きながら、テレビ観戦という前代未聞の臨場感で、、、、。これらを何と表現すればいいのか、、、、。

通り過ぎる車両を真下に見ながらステアリング、シフトさばきを観察です。
真横からは何度も見慣れてますので何とも感じませんでしたが、前方よりリスボアコーナーを駆け上がってきてるマシーンを見てるとそぐ真下を通り過ぎ、爆音を残して後姿が次のコーナーに消えていく100mくらいを見終わるとすぐさまリビングに戻り(距離2m)つぎのコーナーからテレビ観戦、、、。
つづく。