夏の行事2
10時すぎ、観客席のほとんどもうまり皆さん今か今かとお待ちかね、、。
観閲の為、各方面のお偉方がぞくぞく付隊車両で目の前を通過しながら閲覧席にご到着、
最後に防衛庁長官の代理の方が到着します。
9時過ぎから自衛隊マーチングバンドの一糸乱れぬ華麗なる演奏が終わり、さあ、演習開始です。

右手奥には戦車、自走砲車など隊列組んで行進の準備待ち状態、、、、。
先頭の戦車(さすがに自分はこの方面はうとく型式を知りませんが、最新鋭であろうことはわかります、、)の、砲手より指揮官らしき人と運転手は顔を出してますが、自分のところをその車両が通過するのですが、その距離約20mくらい、、。
顔を迷彩に塗った、ちょうどアーノルドシュワルツネッガー出演のコマンドみたいな感じです。地面の火山灰の黒土をキャタピラーが蹴り上げていくのですがあまりに近いので
臨場感バリバリであります。

演習が始まり各兵器の実演が始まります。会場内のアナウンサーの説明が会場をこだまします、、、。
遠くからは高射砲軍がドンドンと発射音がすると数秒遅れて前方奥5キロくらい離れた山の中腹に命中、ドカンドカンと爆発音、、、。

ヘリコプター軍は、タンデム乗りの攻撃型(またこれも名前を知りません)がミサイルや20mm重機関銃でタンタンタンと前方500mくらい先の目標に向かって打ち込みます。
まあ、この辺の発射音は花火を真下で聞いてるくらいのすごいね!と余裕をもった感想が言える位なのですが、後半戦車隊(確か6台、、、)の砲射音は、最初の時、体が半分くらいちじまったような衝撃で、その後は、発射のたびにずっと両耳に人差し指をすこしつっこんでました。
そうしないとわかっててもドキンとするのです。
戦車は前方50mくらいのところで左右に動き、車体を停止してすぐ発射するのですが耳に指を突っ込んでてもその音量と周囲の大気を揺るがす圧力で体全体が震えるのです。
たかが100mm位の砲弾で、、、。戦車の中ではどうやってこの音量と圧力に耐えてるのか知りたい気持になります。

戦時中、空襲で自分の近くに300kg、500kg等の爆弾が落ちたの経験された方々はどんなに恐怖を感じたことでしょう、、、。
そう思うとこの自衛隊の演習が平和への足がかりであると、自衛であると思いたいです。
自分は右翼、左翼とは無縁と思っております。
しかし、自衛隊の存在について意見を言うつもりはありませんが、自分をまた自国を守る為の手段として準備しておくことに異論はありません。
実際、日本の自衛隊員の方々が災害などで活躍する機会はたびたびあるのですから、、、。
それと火気演習とがどう結びつくのかは、個人の判断に任せます、、、。
経験しないより経験して、自衛することが悪いこととは思いませんが、、、。
自分も20、又は10代でこのような日本国を愛して守るという基本的教育を正しくうけることは大賛成です。今時軍国主義ではないでしょうから素直に規律を守った団体生活を
若い世代に受けることは、自分が小学生から経験したボーイスカウトにもつうじるものがありますし、それを経験して自分に合うか合わないかは先輩たちと意見しあって指導を受けたり、疑問を問いただしたりすることが重要であると思います。

今時、年少の男女が親を殺したり、他人を傷つけたりすることは自分を主張してることを他人に理解や認めてもらえない不満を行動で表してるのではないでしょうか、、、。
友達や先輩、後輩が1人でもいればその悩みなどを相談することで他人を傷つける行為にまで発展しないと思うのです。
まあ、自分もその人を殺したいくらいと思ったことは小さいころは何度となくあります。
特に母親ですが、、、。でも実際にはそんなことしませんが、、、。
その気持を沈めるのは、人それぞれでしょうが今になって思い出してみると自分に対する自信でしょうか、、、。それとノーテンキなところか、、、。あまりクヨクヨしないようにしてましたし、、、。飼ってるイヌやネコを見ていても何か癒されてたようなきがします。

で、話は戻って約2時間の演習はあっという間に終わりました。
さあ、おうちに帰る時間です。 本当はお昼からは目の前の会場に演習で使用した各兵器が展示され、実際に見て手に触れられるのですがそんなことはもうしません。
はやく帰るのです。が、そうは問屋がおろしてくれません、、、。

来た経路を思い出してください。途中仮設のつり橋が道路を横断してまして、その幅が10人くらいだと述べました。
そう、その仮設のつり橋を一挙に3万人が渡ろうとします。
また。つり橋の手前側の通路の幅も仮設テントの露天あるので地道の通路はやはり5mくらい、それを左右から一挙に人々が押し寄せます。

会場から通路、そしてつり橋を渡りきるのに約2時間、そして駐車場で自分たちの車のある駐車場に移動するバスに乗るのにまた兆打の列、、、。
ここで約1時間半、、、。
ようやく愛車のドアをあけたのが12時に出発して4時であります、、、、。
まあ、中日球場や万博会場トヨタ館見学みたいなもんで経験してますから発狂はしませんが、これから豊田まで2時間半(250km)かけて帰らねば、、、。
スタートレックのあれが欲しい、、、。“転送してくれ!”
つづく。