67a4a537.JPGサスペンションについて 2

そして、お客様の要望と自分の経験値から仕様を決定します。現在は、ビルシュタイン製とクァンタム製からベースとして1台1台オーダーネイドで製作したものから、つるし物まで各種扱っております。
特にサーキット志向の方には、これも初心者から上級者にとバネレート、減衰力を変更するようにしてます。もちろん初心者は、最初は、ノーマルで走行されることをお薦めします。ノーマルは、とてもよく出来ていて2から3年までの状態であれば、なにも触る必要ありません。アライメント調整のみです。しかし、ショックは消耗することをお忘れなく、、、。
もちろん、アッパーシートも、、、。中古車を購入された場合は、どちらにしましてもサスペンションの現状を把握することが先決です。
で、サーキット用の方が自分としては、お客さまの意見とで割合早く仕様は決まります。

気を使うのはやはり40代以上の年配者の方々です。
皆さんここで、マメ知識を1つ。よく皆さんの中で低中速域でゴツゴツ感をなくす為に、バネレートを下げて欲しいと注文が多いです。
是はもちろんバネレートも影響してますが殆んどがショックアブソーバーの減衰値なのです。
そこでこの低速域(80Km以下、、)をアメ車といっても最近の物はかなりヨーロッパ志向になりましたが、そのようにとまではいきませんが助手席に高齢の方や、ご婦人の方をのせても文句を言われないようにするには、ショックの減衰力を変更します。
ここでもう1つ取っておきのテクニックを使います。

ショックの低速域の上下動の時に瞬間的に減衰力を抜くといいますが、踏ん張らないようバイパスバルブなるものを追加します。
これはとても便利でコレが付いてるとサスペンションがまるで高級乗用車のように乗り心地が滑らかになるのです。
964,993RS等のようにノーマルでは、低速走行時大袈裟ですが舌を噛みそうになる位、まるでレーシングカー状態の乗り心地がぱっと変わるのです。
最近では、本にも書きましたが996カレラS(もちろん993Sも、、)を購入された年配の方が、どうしても我慢できないということで高速域をそのままで維持した低速ラクチン仕様をお作りしたことがあります。なにも硬くすることばかりがサスチューンではありません。古いジャガーやBMW,ベンツのような粘るような仕様可能なのです。

ここでもう一度確認しておかなければいけないことは、全てサスペンションパーツが正常な状態でのお話です。 今や大人気の964,993の車両は新しい物でも10年経過してることをお忘れなく。中古車両を購入してサスペンションKITだけを新しい物の交換しても本領を発揮しません。各種ブッッシュ、アッパーシート、しいてはエンジンマウント等も交換する覚悟でなければ新車時の運動性能は発揮されません。
自動車ジャーナリストの試乗インプレッションを皆さんは、はなから信用してはいけないということです。ポルシェ社の試乗会では当たり前ですが、その他ショップのデモカー等も完璧に近い状態での試乗です、悪いわけがありません。しかし、中古車オーナーは、まず新車の状態にすることから始めなければなりません。
其の上で、タワーバー等のボディ補強もかなり手助けとなります。これらを上手く利用することをお薦めします。

話は、少し戻りますが、じゃ20代,30代はどうなんでしょう。自分の20代元気バリバリのころを思い出しますと、このスポーツカーとしての、そして初めてポルシェを手にして、このサスペンション感覚を体験し、低速が硬くてとても乗れない等と思う方はまずいないでしょう。それらを期待してるのですから。すべてが感動するはずです。

そして、それが段々乗りこなしてくるにつれ、自分流の好みを欲しがるものです。
しかし、何度も言いますがポルシェの基本のサスペンションセッテイングは911から言いますとリヤエンジンの特性を生かした強力なトラクション(前へ進む力)が確実にタイヤから地面に伝わることが重要です。これはよくチューニングパーツとして売られてます、ショートストローク物では、真価を発揮できません。

よくよくこの辺を理解されて自分の能力と走行条件を満たすサスペンションパーツを見つけ出してください。其のためには、ディーラー、ショップの方と納得いくまで相談してください。悩んで決めかねてる時はノーマルがベストであることをお忘れなく。
オレは、ただ車高を下げたいだけなんだ。RSみたいにしたい、、、。
これはポルシェにとっては(もちろん他の車両でもですが、、)一番やっかいな注文です。

車高を下げるということはサスペンションのストロークが少なくなるということで、このストロークは、ノーマル又は市販品ストリート物で大体100mmくらいあります。
これはショックアブソーバー単体時のシャフトの一番伸びた状態から一番ちじまった状態までの間をストロークとしての話です。
これにバネを装着しバネの両端にシートといってバネ止めが入り、一番上にボディーとの固定する為のプレートがつきます。
下側の固定方法はポルシェの場合2種類あります。
ここでもう1つ大事なパーツがあります。
バンプストップラバー、簡単にいうと底づき防止ゴムリングとでもいいましょうか、ショックのシャフトに挿入にてフルストローク、例えば50Kmくらいで走行中片輪だけ溝を通り抜けた時とか、サーキット等でコーナリングしてる時とか車体が大きくどちらかに傾いた時、このバンプラバーが威力を発揮します。
つづく。

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