2023年10月28日

ポルシェ964ターボ 3,6L エンジンOH 8

IMG_3052

964ターボ 3,6Lです。
エンジンOHしてます。

IMG_3037

シリンダーヘッドの加工が終わりました。
バルブ、バルブシートの研磨、バルブガイド打ち換え、
カーボン落とし、、。
EGR用パイプが抜けず、加工屋さんは、大変であったと、!

IMG_3038

IMG_3053

クランクケースのヘッドボルトも、993用の対策品に
抜き替えました。

IMG_3039

ピストンも、カーボン落としをして、、。

IMG_3040

IMG_3041

左が、3,6L用ターボピストンです。
右の3,6L カレラ(NA用)と比べると、如何に
圧縮が低いか、、。

圧縮比

3,6 ターボ  7,5:1
3,6 NA   11,3:1

圧縮比が、あまりにも低いため、964ターボ 3,3L
では、発進時など、あまりに加速が悪く、悪評でした。

ちなみに、3,3ターボは、圧縮比 7,0:1
でした。

これが、993ターボ/GT2になると
圧縮比  3,6L で、8,0:1

水冷996ターボでは、 9,4:1
でもって、997ターボは、9,0:1
となります。

992ターボSですと、 8,7:1となります。

IMG_3048

IMG_3049

左から、964/993カレラ用NAエンジン
中央  964ターボ 3,6L用。
右は、997ターボ用です。
全て、鍛造品。

ちなみに、996、986〜997,987系
カレラ&ボクスター、ケイマンのNAエンジン用
ピストンは、形状は同じですが、鋳造品です。
水冷系GT2,GT3は、鍛造品です。
差別化です!

レーシングカー
956 2,7Lエンジンは、圧縮比 7,2:1
962C 3,0Lエンジン  圧縮比 9,5:1
馬力が、620PS から 850PSに、大幅に
パワーアップしてます。

IMG_3088

1982年 956デビュー車両。
これから、956,962Cと、ル・マンなど、快進撃が
進み、ル・マン24Hに、962C以外が出なくなり、
また、ル・マンルールが変更されました。

IMG_3089

1988年962Cです。

1994年に、ダウワーポルシェという
962Cの進化版が、最後となり、ル・マン24Hで、
最後の優勝車両となりました。
この時のサード トヨタ94CVの進化版が、悔しい
総合2位となったのであります。
Cカー時代に、終焉でありまする。
勝ち続けると、そのレースのルールが変わるのであります。

これらは、ノックセンサーが開発され、ノッキングによる
エンジン破損が、非常に少なくなったのです。
現在では、もっと技術が進み、ノッキングしながらでも、
エンジンは、壊れないように、、。
GR010など、ターボエンジンの進歩は、希薄燃焼と、
ハイパワーという、相反する問題を解消してます。

化石燃料、ターボエンジンは、まだまだ、発展して
いくでしょう!
化石燃料に変わる、合成燃料、、。
飛行機、大型船舶、大型重機、戦車など、電気で
動くことが出来る日は、、、!

つづく。

turuta_s_room at 11:42
││