引き続きIS-Fでいくことを、ポルシェファン皆様ご容赦ください。
サスセッティングについて、10人10色と言いますが全くそのとうりで硬くてピョンピョン跳ねる固めがお好きな方から、やはりしっとりしなやかなのがお好きな方とそりゃご注文は、きりがありません。
本日お見えになってリミッターをご購入の方は、某○ヨタ関連の社長さんですが、つい最近○ヨタの幹部さんとゴルフにそのIS-Fで行かれたんだそうですが、低速時のリヤからの突き上げに”もう2度と乗りたくない、今度はオレのLSで迎えに行くわ!”と、不快をあらわにされたそうんです。
また、帰りは横で熟睡されてたその幹部さん、オーナーのブレーキング時今度は初期制動がカックンの為か、体がシートから下側にずれてダンダン寝たっきり体制にはいるんだそうです、、、。
まあ、ケチをつければキリがないとはこういうことでうまく行かない時は、、、。
ショクアブソーバーの減衰力の設定は、バネ,ショックのメカサスでは自ずと限界あります。
60Kmから250Kmの状況を全てクリヤするには、どこかで妥協は必要です。
それをうまく誤魔化すのがブランド力やイメージ作りであります。
ポルシェでさえ、996カレラS発売当初、この車両はノーマルのカレラに対してスポーツシャーシと名打った硬めのショックアブソーバーに、ノーマルに対し10mmダウンのバネを組み合わせてますが、当時1400万円以上(カレラは、1000万円)しましたので、ユーザーはやはりお金持ちが多く、その方々は50歳以上の年配が多く、弊社でも何台かはショックの減衰力を低速域で逆に柔らかくしたKITを販売して、好評を得ました。
まあ、硬くしたら嫌われ、柔らかくしたら物足りないと言われ、メーカーは、毎回この呪縛から逃げれません。
それが証拠に私見ですが、今回IS-Fがお手本にした車両は先代のBMW、M3(E-46)だと思います。
何故なら、自分は、そのM3を何台かサスペンションチューニングしましたが、ノーマルを試乗して”なんて低速域が敏感なんだ!”言い換えればピョンピョン跳ねていたのを覚えてます。
もちろん、KITは、バネを硬くしてショックを柔らかくしました、、、。
そしたら、この度発売された現行M3(E-92)のサスセッティングの低速域はまるで正反対のように柔らかいのです。
これは、ポルシェでも同じ現象で996カレラSから997カレラSに変わって電子制御にはなりましたが、ノーマルでは全く柔らかくなってます。
BMW社やポルシェ社でさえ悩んでるって事でしょうか、、。
絵は、スピードリミッターカットのデータをECUに書き換えてるところです。
つづく。