何を言い出すかとお思いでしょう。
本日、2ヶ月くらいエンジンオーバーホールにかかってた964ターボのエンジン組み付けであります。
このエンジンは、当時1992年、そう今から16年前に1,600万円してました。
今でも多くの方々が欲しいがる車両ですが、修理に200万円以上は、簡単にかかってしまうので、購入するには相当の覚悟か、ノーテンキでないと決断できません。
安い車両も出回ってますが、ターボ、ウエストゲート、フューエルデストリビューター、エクゾースト、ウォームアップレギュレター、RS用クラッチKITなど等、ちょっと計算しただけでも横綱級の価格がドーンと肩を並べ、エンジン関係以外でも、そう、パーツの金額だけでも軽く200万円いってまいます。
それにエンジン本体のオーバーホールで、分解したらカムシャフトが虫食ってたと1本交換、バルブガイドは総交換ですし、ロッカーアームをやはり虫食って半分交換、バルブスプリング、リテーナー交換、シートカットしてシリンダヘッドボルトを交換して、シリンダー、シリンダーヘッドの高さを6発、加工で調整し、最低ピストンリングを全交換、親、子メタルは目をつぶってもクランクの曲がり、バランスは調整したいし、、、。もちろん、これに電装パーツ、ゴムホース類、要は金属部分以外は殆ど、、。
お客さん、350万円は最低覚悟しくださいね、、何て、もう、それはフェラーリの修理見積もりを見るくらいのクラクラくる感覚を体験できます。
これが、カレラ2クラスになるとかなり予算が抑えられます。
まあ、私のような下々の者が手にするには、ターボは最初から無視です。空冷か水冷かと迷われるのは、楽しいひと時ですが、ターボははなから死ぬ覚悟でご検討ください、、、。
まあ、これくらい脅かしておいてもあの斜め後ろからの抱きつきたくなるような、ターボフェンダーラインは、諦めがつかんでしょうね!
昨日、来店された方は、964ターボボディーのカレラ2、限定900台あまりに興味あり、購入しようとした矢先、先を越され頭に来て気が付いたら997カレラを買ってしまったそうです。
でも、今でも諦めきれず、赤いターボボディをよだれ流しながら(そんな感じで、)見ておられました。
皆さん、ポルシェドラマをお持ちなんですね!
つづく!