マット、デェイモン主演の第3作”Bourne Ultimatum ボーン アルティメイタム”のような出来事が起こりました。
マットデェイモン氏は、自分も大好きな俳優ですし、第1作から気に入り、欠かさずロードショウを見ており、今回のアルティメイトも来週見に行くつもりですが、この題名の意味と同じようなことが起こりましたので、ご報告します。
事態は、弊社のお客さんでもあり同業者でもあるH氏の身に降りかかりました。
彼のチューニングした車両のエンジンがぶっ壊れました。
原因は、あきらかにエンジンプラグと自分たちは断言できます。
が、このプラグメーカーは、約4ヶ月間、そのH氏の問い合わせ、主張をたらい回しにした挙句、技術員をやっと同席させ、互いにキタン無い意見を交わして納得しあいました、、、っと、思っておったら、後日、上司の判断を仰ぐということでプラグメーカーの方々は、恐縮しながらその日は、首をうなだれてお帰りになりました。
で、2W後、解答が来ました。内容は”一切責任は当社には無い!”っと、、。
それでそのH氏は、それではこの件にこれ以上対応できないのであれば、そちらの商品を一切返品し、尚且つ関連各社に報告、ブログ等にも発表しますがよろしいですねっと、確認したところ、どうぞご自由にっと、いうことでした。
天下のこのメーカーの商品は、過去にも弊社のチューニング車両も犠牲になっておりまして、その件について問い合わせしましたところ、やはり今回と同じような解答がきましたが、その内容と今回、そのH氏に来た返答の文章内容がまるっきり同様でした。
かのHKSさんも一時期は、ここの商品をHKSのロゴを付けて販売しておりましたが、同様のトラブルがあり、結局全商品を販売中止にした経緯をある、前科物でした。
H氏が立ち会ったメーカーの技術員の方々は、そのH氏の冷静なる経過の説明に、しまいには首をうなだれただ聞き入るのみだったそうです。
そのの理路騒然とした質問に、納得しながらも最終的には上司に判断を委ねるということでお帰りなったのですが、その返事が”ボーンアルティメイタム 人生の最後通牒”だったのです。
開き直りか、天下の○○になにを申すか!ってなもんで、公表するなり訴えるなりすきにしなさいっと、もうやくざ以上のすごみであります。
自分たちの開発した商品がこのようなことになったら、まず原因を究明し、非があれば、素直にあやまり、対処するのが当然の対応ですが、この方々には、ここで非を認めれば過去の件も認めなければならず、そりゃ、もう大変!最近の”赤福、お福もち”などに始まるお家騒動であります。
まあ、先方は、敏腕な弁護士もおられることでしょうから、なんとでもなるとお思いでしょう、、、。
興奮状態はこれくらいにして、なぜこんなに自分たちが怒っているかいうとタイヤが走行安定上重要であるように、エンジンプラグは、エンジンの性能を左右するばかりか、今回のようにセラミック部分が何らかの理由で割れ、燃焼室内に落下すれば当然、シリンダ内壁、バルブ等に噛めば、ピストンが損傷、しいてはエンジンブローに繋がる大変重要なパーツなのです。
普通に使用してるぶんには、さほど問題にはなりませんが、チューニングしたりすると自分たちは、ここのは殆んど使用しません。
まあ、プラグのセラミック部(中心電極を覆ってる部分)が脱落するなんざ、ここのメーカー以外、自分はあまり経験ありません。
それくらいここのメーカーの物は、よく落ちまっせ!
熱価は、おこがましくもヨソのメーカーの物を称して”そのメーカーと同相当のもの”っと、ご丁寧に注釈もあるくらいです。
で、この件もその同相当といわれたメーカーが調べたところ、熱価は、もっと低いものでした。この件も問いただしましたが、”その試験結果は、そちらのもので、こちらではそれは関知しない!”っとのこと、あきれてものをいえません。
この会社の社員はかわいそうです、真実がしゃべれないなんて、、、。
あーあ、興奮した!
ポルシェには、幸運にもそこの商品の指定はありませんが、自分たちの経験でもポルシェ純正の、あるプラグは調子悪く、弊社での交換時はそれを使用しません。
世の中、知らぬが仏で迷惑してる方がおられることをお節介にも、ご紹介しました。
なお、絵のプラグと本題は関係ありません。念のため、、、。
これは、ポルシェ996ターボ用の物です。
上は、イグニッションコイルです。これも寿命は短いでっせ!
つづく。