盆休み2
計算すると(しなくても、、、)夜の1時にスタートして今朝の9時半に吹田パーキング、、、。
約200Kmを8時間半、時速にすると時速24kmちょっと、、、。
自転車で来れたかも、、、。
過去にこんなに渋滞にはまった記憶はございません。

オマケに吹田パーキングでちょっと仮眠して大回りして又中国道に入った時は、AM11;00であります。
京都過ぎて朝の6時ころから大阪付近からの帰省も始まったらしく、この大名行列が殿様行列に膨張した感じでした。
ええときを選んでストートしました。どんぴしゃりのタイミングです。
この33年間最大の貴重なるロングディスタンスレースに参加させて頂きました。
過去の広島から豊田に上京中、まだ高速が名神しかなく、国道2号線を上ってて行ったときは、18時間かかりましたが、そのときはまだ覚悟ができてましたし、普通でも10時間かかってましたし、まだ20代でしたので何とも思いませんでした。

しかし、今回は違います。歳も53歳、なぜなぜと思いながらの、、、。
ちなみに広島の田舎に着いたのがPM3;00であります。なんと14時間の耐久一人レース(忍耐がどこまでもつかレース)でありました。
まあ。世の中には“そんなのでビックリしてちゃいけねーよ!”といわれるつわものもおられると思いますが、、、。走行距離 600kmあまり、、、。
いままでの最短記録は夜中の1時に出て朝の6時には、田舎に到着してましたので、
本来なら、Uターンしてそのまま豊田に着いて、一風呂浴びてカンビールをブシュと空けて、そして飲んだ後に一発ゲップとオナラをかましてウトウトしてるところです、、、、。

よくテレビの渋滞中継で何々間渋滞45kmとかアナウンサーが言ってるのを見ていて“なんでそんな混んでるところにわざわざ出かけるの、、”と思ってましたが、、。
今回(何回もこの言葉がでます、、)は、このようすで正直に報告されますと“ただいま渋滞200kmであります、、!”などと言われたら、、、、、、。
“みなさん我もと思わん方、どうぞこの渋滞ショーにご参加くださいー!”
チクショー! 皆さんにもあの楽しいレースを経験して、、!!!!!
多分、甘い甘い恋人どうしだとどうなるか、、!、大きなお世話であります。ハイ!

ということで、その夜はビールかっくらって、そのあと焼酎のお茶割りと、そうそう、、、
自分はこの歳になりましたら、やはりあまり油分の多い肉とか食べなくなり、もっぱら野菜、魚と鉄分、カルシウム、マグネシウムなど体に良いと自分で信じてる物が主となってきました。もちろん、焼肉でカルビやたん塩、ホルモンと出されたものはくっちゃいますが、一回の量は極端に減りました。

で、田舎に来てののお楽しみは、自然の恵み物です。
もちろんお袋さまのつけた漬物も絶品ですが、この季節田舎の庭や畑のすみに自然に毎年生えてくる“みょうが”がたくさん摘み取れるのです。
ミョウガは、スーパーではオールシーズン売っておりますが大体3ケくらいパッケージされていて180円くらいす。
また、商品は薄いピンク色していまして一度買って食べましが、天然物の苦味はとても比べ物になりません。そして、大きさはスーパー物の方が大体大きいですが、天然物は色も地表から出てる部分が濃い緑がかっていて茎の部分は真っ白なきゅっとしまったプリプリなのであります。

ちょっと日差しの弱いしめった場所に群生しておりミョウガ自体は先端から白い花を咲かせそれがしおれており地表に突き出ていますが、、1メートルくらいの背丈の緑色の茎に丁度笹のようなハッパをつけたもので、昔はどこでもあったように思います。
子供のころは、それをおじいさんが酒のつまみにきゅうりの千切りにミョウガも千切りにしてポンズなので食べておりまして、ちょっとつまみ食いするのですがとても苦いので吐き出した思い出がある、そんな質素な植物なのです。

それが今では、豊田の自宅の庭にも少し生えてくるのですが(2メートルくらいの中で)、毎年楽しみにしてるのです。大体それでも延べ15コくらいしか取れませんが、、。

それが広島の田舎(それでも去年からこんな田舎が郡から東広島市になりました、、不思議)では、朝、昼、晩、自分の分も含め大皿にこんもり、、。食べ放題です。しまいにはクチに中はにがり、舌はヒリヒリですが、それでも食べ続けます。

このミョウガには、逸話がありまして高校の国語のテストに出たのですが、たまたま自分はその高校時代に数日前にのそのストーリーをラジオかなんかで聞いてまして、自分でも予想以上の高得点を取ったのを覚えてます。
たしか、お金持ちとわかった旅人にどうしても急にお金が必要になった村人が自分の旅籠に止めて歓待し、その時のその旅人が自分のお金を持ってることを忘れさす為、ミュウガをご馳走するのですが、反対に宿代を忘れて旅立たれたという落ちの古典落語だったと思います。
で、このミョウガは自分にとって忘れられない幸運のしるしなのです。

うちの長女は、なぜはただ一人これが大好きで自分とせって食べます。
うちの庭の物など、うっかりすると食べらてしまいます。
しかし、そんなときにスーパー物は食えないので口げんかになります。
“どうして食べた?” “おとうさんにも分けたのよ!”、、、。
“そんなもん食べた覚えは無い!”
“昨日の晩のあれよ!” “???????”
“あれって、あんなちょっとか!!!!”
“そう!あれでおしまい!”
そういえば、たしかきゅうりの上に何か糸くずみたいなのが乗ってたような、、、。
で、ごまかされます、、、。

今回は、もう4日間ミョウガ三昧で、落ち着きました。
そして、お土産に自分が取った最後の全部(30個くらい)を豊田に持って帰りました。
今、それを娘が毎晩、薄く切って1つづついただいております。
豊田でもどこか群生してると思うのですが、なかなか縁がありません。
きっと探し出します。

広島からの帰りは15日の深夜でしたが、こちらは順調で6時間くらいで到着しました。
なんとも思わなかったので広島での証拠写真が一枚もありません。
想像してください、、、、。
田舎の方々は、なんだあんな物、何処でもあるし、だれも食べん!などと思われるでしょうが、田舎を経験して今町で生活してる自分達はそれが懐かしいのです。
ですから、自分はどちらも経験してる者として毎年帰省するのは最近しんどくなりましたが、友達にもあえないし、、、でも、600kmもヒイヒイしながら運転し、オマケに大渋滞にあい、散々でしたがもう2度と帰らないとはゼンゼン思いません。
これが、故郷を持つ幸せと思っております。

ただ、“いつまでもあると思うな親と金!”じゃありませんが、親のありがたみを感じてる今日この頃です。
つづく。