こちらは、1994年平成6年式、トヨタMR-2(SW20)ターボの
エンジンを2回目のオーバーホールです。
エンジン型式は、3S-GT(ターボエンジン)です。
4気筒、2L、4バルブ、現在は生産中止です。
現役時代、自分たちも500PSくらいは絞り出してました。
1980年後半、トヨタのCカーにも搭載、ポルシェ962Cたちの
2,7L600PSに対抗して、600PS以上出していました。
現在の走行キロ数、何と34万Km、、。
12万Km時、純正オーバーサイズのピストンを組み付けました。
それから、今回は社外品鍛造2,2Lサイズピストンに交換です。
このお客様もアイメック時代からズーっと、、。
トヨタのエンジンがすごいのではなく、ドイツ車両エンジンでも、30万Kmくらいは
普通にドイツでも乗られてます、、。
ポルシェM96水冷ウエットサンプ(ボクスター&カレラ系)エンジンは、恐らく
設計ミスといっても過言ではないでしょう、、。
このインターミディーエイトシャフトトラブルをドイツのポルシェセンターや
関係者に聞いても、だれも知らぬ存ぜぬ、、、。
また、インターシャフト以外でもシリンダークラックなど、深刻な問題を
抱えたいわくつきのエンジンです。
今頃、不平を言ったところで何の効果もありませんが、ドイツだからといって
完璧な物は出来ない場合もあるということを知りました。
しかし、自分はこのエンジンの完全な対策方法を知りません。
国内有数のエンジニアに見せたところ、何とかなると思うと言ってましたが、
無責任な発言は出来ません。
泣くのはいつも、消費者か、、。
今は、この車両のオーナーになられた方々のトラブルが出ないことを神様、仏様に
お祈りするしか方法を知りません。
この件、ある有名な日本を代表するカージャーナリストに話ましたが、
知りませんでした(知らんプリを決め込んだか、、)。
ポルシェ大好き人間です、、。
何か良い対策を見つけたいところですが、、。
気休めな言い訳です、、。
つづく。