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997カレラ系エンジンの内部を内視鏡で、点検
確認しました。

 

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絵では、良く分からないと思いますが、右バンク
4,5,6番は、鋳鉄スリーブを新たに組み込んだ
修理済みの絵です。

もう1枚は、左バンク 1,2,3番の何もしてない
現状です。
まあ、少し、左バンクのシリンダー内壁に立て筋が
ありますが、問題無いでしょう。
オーナーさんは、あるショップさんで、半年まえ、大枚
をはたいて、エンジン修理されました。
で、アイコードで、その現状を点検してるところです。

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エンジンの回転の上りがスムースでないので、IGコイル
を外部から見ると、クラックが入っており、オーナーさんに
承諾を得て、IGコイル&プラグを新品交換しました。
IGコイルは、クラックが入っており、プラグは、絵のように
カーボンで黒いです。
かぶってる状態です。
通常は、きつね色に焼けて、このように湿った感じはありません。
ちなみに、テールパイプ内側には、黒いすすが付いてます。
最近のエンジンは、希薄燃焼で燃費向上してますので、
アイドルも含め、プラグがくすぶったり、テールパイプ内が
ススが付くことはほとんどありまん。

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分かりにくい絵ですが、下の方に見える黒い部分は、インテーク
バルブの一部です。
カーボンびっしり、そしてオイルにも少し濡れてます。
これだけ、カーボンで汚れた、というより堆積したバルブは、
あまり見たことが、。
ましてや、このエンジンは、大枚をはたき、OHしたそうです。
シリンダーヘッド部分は、全く手を付けてないようです。
それも、右バンクシリンダー3気筒のみ、修理してます。
修理金額から言って、ちょっと、、。

また、このヘッドのバルブの状態を見たら、オーナーさんに
相談して、ヘッド周りも修理しましょうと、意見を言っても
よいと思いますが、。
これだけでも、オイル下がりによる燃焼室のカーボン堆積。
シリンダー壁のオイル上がりと、2サイクルエンジンのような
エンジン内部がオイルまみれで、摺動してます。
オイルも、食いますが、性能にも影響が、、。

人のふり見て我がふり直せ!
朝礼で、社員に訓示しました。
報連相、これを再度、徹底したいと思います。
お客様への義務であります。

つづく。