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SW20 MR2ターボ後期エンジンを中古で見つけ、
ばらしてOHしてます。

エンジンブロックは、正常、ホーニングもばっちり。

 

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ピストンは、再使用し、リング関係とメタル関係を新品
交換します。

 

 

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シリンダーヘッドは、カーボンを落とし、バルブ&シート
カットをします。
ポート研磨等はしません。

 

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改めて、イカレたシリンダーヘッドを見ると、久しぶりに
アクレッシブな傷跡が、、。
ピストンリングの一部が、ピストン頭部に刺さっております。
よくバルブ自体が落っこちなかったと、、。
通常これくらいダメージがあると、バルブがピストンに当たり、
首がもげるように、バルブがピストン頭部に刺さったりします。

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ピストンはというと、インテーク側が溶けかかっており、
トップリングが少し見えてます。
デトネーション(高速ノッキング)で、ピストン頭部が溶けます、
それより先か、プラグ先端が溶け落ち、その破片が燃焼室内で、
ミキサーのごとく、かき混ぜられて、、。
これらは、アタシ達プロのプラグの冷え型を選んでおいたら、
決して怒らない、起こしたくない現象で、とても珍しいケース
です。

プラグが通常のホット型を使って、わざとエンジンを高負荷で
回転させて、故意に壊す以外、なかなか、出来ない芸当で
ありまする。
知らぬが仏! ならぬ地獄であります。

オーナーさんは、専門ショップでプラグの番定のこと
訊ねたそうです。
運が悪いとしか言いようがありゃんせん。
この様な店員さんに聞く方が悪いとも言えますが、専門
ショップさんだと言っておられましたが、、。
オーナーさんは、一生忘れられないでしょう!
本当に高い勉強代であります。
同業者として、残念!のヒトコトであります。

つづく。