997カレラ4Sエンジンは、今、
シリンダーヘッド周りが片側組み終わったところです。
カレラM97エンジンは、セミドライサンプの原価低減の生産
方式、、どこかのT社から教わり、設計、作られた利益率の
高い、、。
要は、高性能、高利益率の優等生エンジンであります。
例えば、カムシャフトは通常、カムキャップといって、
カムシャフトを軸受と固定する為に、何箇所か設けられますが、
もちろん、このエンジンもそうなんですが、それをカムカバーに
設け、一体化してます。
軽量、原価低減であります。
これが同じM97でもターボやGT2,GT3では、ちゃんとカム
キャップは、個別にセットされてます。
この辺の、性能、耐久性、原価に微妙に影響してます。
もう一つの例は、カレラ系は、クランクケースとシリンダーは
一体化してます。
ターボなどドライサンプエンジンは、別体です。
なぜにここまで差別化(どうかわかりませんが、そう思いたくなる)
しければならないのか、、。
天下のポルシェ、世界中のあこがれの的、、。
エンジニアにとっても、同様です。
シリンダーの冷却系の問題で、ピストンが焼き付くなど、
想像したくもありませんが、実際、そのような現象に、、。
表現が間違ってるかもしれませんが、現にピストンのかじりは
それらの要因以外に、自分では考えられません。
対策は、その部分の冷却効果を上げるか、作り直すか、、!
ピストンの寸法を変更して、隙間を開けるか、、。
こんな幼稚なことくらいでしか、対応出来ませんが、、。
つづく。