９９７カレラ４Ｓのエンジンは、すこしづつですが、
着実に組みあがっています。

絵のトルクレンチは、締め付けボルトの数値を設定すると
降伏点締め付けといって、このＭ９７カレラエンジンのばあい、
まず、２０，４Ｎｍで締め付け、その後70度の角度まで締め付け
ます。
そうすると、トルクレンチは、ピーと音が鳴って、締め付け完了
です。

ボルトの強度を考え、その最大の強度で、締め付けます。
シリンダーヘッドなど、締め付けを一定にする為には、
このような方法が生み出されました。

このトルクレンチの40年くらい前から出始めました、、。
当時は、普通のトルクレンチが2万円くらいでしたが、
同程度の物で、10万円くらいしました、、、。

昭和50年（1975年）当時、スナッポン（北米製）の工具は、
高値の花で、メカの皆さんは、東京や、北米に直接行って
買っていましたがそれもすこしづうｔ、、。
最近では、スナッポンのデリバリーバンが移動販売でショップ
などに来られます。

工具は、メカの宝です。
皆さん、すこしづつ集めます。
高級スパナで、当時は、1本1万円くらいしました。
1ドル　200円くらいの時代に、、。

ですから、大事にしていました。
仕事終わりには、一つづつ確認しながら、磨き込んで工具箱に
しまい込んだもんです。

もちろん、最近でもそうでしょうが、、。

つづく。