ポルシェ964カレラ Tip 91モデル?が入庫しました。
絵の女性は、オーナーの奥様であります。
ご主人が忙しい為、はるばる九州は熊本から
お一人で運転、約900km、、。
昨晩9時に熊本出発、アイコードに翌日お昼前に
到着でありました、、。
ナビは、スマートフォンで、、。
さすが熊本県人、九州おんなは、見上げたもんで
ごわす!
ご主人さまが行けないなら、あたくしが、、。
尚且つ、お腹には4ヶ月の、、。
とまあ、アイコード始まって以来の遠来からの女性の
訪問でありますが、、。
フロントは、すでにロアアームは新品に交換、
アッパーサポートも用意、、。
ショックのシェルケースは、車高調整&減衰調整式の
倒立型に変更するため、エナペタルさんに、、。
リヤは、新たに作りますので、、。
アッパーサポートは、すでに20年以上経過の為か、
ゴム部分は裂け目が、、。
バンプラバーも、破片が残ってる程度、、。
後期モデルと思っていましたら、前期で、、。
先に注文していたアッパーサポートが違うので、
急遽、PJに注文です。
タイヤは、社外品の物から、ピレリーPZEROロッソの
ポルシェ指定のN3に交換、、。
ご主人さまとは、以前よりいろいろ打ち合わせましたが、
車両が持ち込まれましたので、まずは試乗しました。
乗り心地をしなやかにしたいとご希望なので、バネレート、
車高、減衰とかなり柔らかめな仕様し、、。
964の純正がどのような味付けかはご存知ありません
が、口頭でツルタのありったけの経験談を語り、ご納得
頂けると信じて、製作致しますと、、。
特に964は、リヤがトレーリング式で、純正サスでも、
市街地など、段差を乗り越えるときは、ダダーンと
トラックのような振動と音が室内に、、。
国産のスポーツカーを数台お持ちだそうですが、
最近の滑らかなサスを期待されると、無理!などと
突き放しまして、964は、こんなもんです!と、
予め予防線を張り、期待しないでと言っておきながら、
エナペタルさんに、”わかっとるね!”と、脅迫して
起きました、、。
ということで、倒立のフトロンショックの低速域の摺動
抵抗の多さからくる、硬さや、低圧ガスショックの
ガス圧がショックの泡立ち防止の為、これも
ショックの硬さに影響するので、新品状態の
乗り出しは、全体に硬いですよと、、。
はい、オーナーさんをだいぶ洗脳しておきました。
そうなんで、気に入らないといわれて、熊本まで
引き取りに行きたくありませんから、、。
満足していただけるよう、最新の注意で芸術品!?を
作りたいと思っています。
250kmの最高速度域を網羅しながら、60kmの
速度域もしなやかに走れるなどと、とてもバネ&ショック
では、カバーしきれませんが、それをどう味付けするか
いつも、悩むところですが、あとは口で誤魔化す!
ではなくて、どうしてそうなるかを本人さんに説明し、
納得していただけるようするのが、職人と思っています。
さあ、根性入れて、、!
また、ロングトークになってしまったわい!!!
つづく。