クランクの
メタルが、親の方は、スラストメタルだけでもと、
思いましたが、子メタルを見るとキズがありましたので、
全部新品交換します。
クランクは、メタル部分を磨きます。
ここが今回の圧縮洩れの原因です。
3番シリンダーヘッドのインテークバルブのシートリング
の一部が黒く見えますが、バルブが綺麗に当たってない
ようです。
バルブガイドは、イン、エクゾーストの両方ガタが大きく、。
思い切って、ヘッドファインチューンを、、。
バルブガイド、全交換、バルブ&シートカットなど、施します。
ピストンリングも、もちろん全交換、、。
それに合わせて、スカートのみホーニンング加工の跡が
残ってますが、シリンダー内壁は、、。
ということで、ホーニング加工を施します。
これは、シリンダー内壁にぺけの字の引っかキズをあえて
付けて、キズ(溝)にオイル保持され、潤滑を良くして
ピストンとシリンダーがスムースに摺動出来るように
します。
カムシャフトの右バンク側の2箇所、虫食いです。
不二WPC加工で、修理します。
新品カムは、お高いし、もうドイツ本国でも、、。
まあ、シュリック製のハイカムを購入しても
良いのですが、省エネオーバーホールから、、。
ロッカーアームは問題無く、再使用します。
ロッカーピンは、これもそんなに擦り切れてないので、
再使用です。
シリンダーヘッドは、絵のようにカーボンが堆積、。
これらも、綺麗に除去します。
あとは、6気筒全ての圧縮圧を揃えるべく、修正を、、。
これで、また、新車時のパワーが蘇ります!!
これが、問題のクランクケース左右を固定、尚且つ
クランクのメタルを同時固定してるスルーボルトです。
ボルトの通るクランクケース内部に油圧経路がある為、
Oリングが熱と経年劣化で、硬化し、オイルが、、。
指で示してる部分にOリングが組まれてますが、これが
当事、シリコンなど耐久性のある物を使用してれば、。
ということで、耐策品を組み込めば、向こう15年以上は、
オイル漏れは解消されます。
つづく。