320d用
OS技研製4ピニオンLSDを組み付ける為の
大改造中でした。
純正デフはリングギヤがデフ本体に溶接されてます。
通常は、ボルト止めなので、それを外して社外LSDに
付け直すれば良かったのですが、、。
で、純正デフからリングギヤ部分を切削加工で削り取りました。
そして、OS技研製スーパーロックタイプ4ピニオンLSDに
組み付け、デフキャリーにバックラッシュを調整して、組み付けました。
今まで、FISCOサーキットでは、コーナー進入後の車体の挙動は、
どうやってもアンダー傾向でした。
それの要因として、リヤタイヤがDSC(BMWの呼び名で横滑り防止
装置)が働き、リヤタイヤが横Gに耐えれず滑り出したら素早く、
どちらかのリヤタイヤにブレーキを自動的に掛け、スピンを防いで
いました。
それが、逆に災いし、トラクション効果といって前に進む力を
妨げました。
今回、LSDを装着することで、DSCが作用する前に、リヤの両輪が
滑りながらも駆動してしまえば、タイムアップに繋がるのです。
一般道の走行においても同様で、ぬかるんだ路面での片輪
スリップによる、アクセルを閉じるトラクションオフ作動や、
雨、雪での路面摩擦の少なくなった路面でも、抜群の
駆動力(前に進む力)が良くなり、高速での横風などの
状況でも、路面をガッチリ掴んで走行出来るのです。
何故に、自動車メーカーはそれを採用しないのか、、。
色々、言い訳はありますが、320シリーズくらいの馬力では、
必要無い、または電子制御で十分対応出切ると判断した
のでしょう、、。
ヨーロッパなど4ピニオンLSDは、非常に設計が古く、たいがい2年も
走行し続けると、10万キロくらいすぐに走行します。
そうすると、LSD内のロッキングに使う、メタルデスクが磨耗して、
滑り出し、OHが必要となるのです。
その為、トルセンタイプの物が世界中で主流ですが、、、。
OS技研製は、内容が特許のクラッチディスクシステムで、10万キロ
くらい、全く耐久性においても問題ありません。
135シリーズやアルピナD3(3L、デーゼルターボ380PS仕様)
などは、オプションで純正LSDが用意されてます、、。
効きは弱いですが、、。
さあ、次は実走行でテストであります。
つづく。