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BMW 320dは、ディーゼルターボエンジンです。
DTエンジンの特徴は、点火プラグの必要の無い、
圧縮による自然着火(自己着火)です。

その着火に対し、BMWは、着火遅れ、予混合燃焼、拡散燃焼、
後燃えと、燃焼時間の中で複数回燃料を噴出、多段噴射してます。

そんな中、窒素N2が、高温で燃焼すると一酸化窒素NO
ならびに二酸化窒素NO2の2種の窒素酸化物NOxが生じます。

また、燃料が十分空気と混合しなければ、燃料粒子は高温高圧下
で、蒸し焼きとなりすすが発生します。

この2つは、大きな問題で、高温で燃えるとNOx、一部はすす、、。
相反する条件で生じます、これらを解消する為、EGRを使い
酸素濃度を低下させ、予混合燃焼ですすを解消、、。

兎に角、CO2排出量が少ないDTエンジンは、ハイブリッド車両を
除き、理想のエンジンなのです。

その為に、BMWは、DTエンジンの燃焼の仕組みを改善したのです。
日本はというと、例の東京すすもぐれで、デーゼルエンジン自体が、
諸悪の根源みたいに言われ、開発は10年以上遅れています。

マツダさんのスカイアクティブは、ハイブリッドエンジン同様、DTエンジンでは、
高性能と思いますが、、、、。

現在、DTエンジンは、すばらしく発展し、レースエンジンとしてもルマン24Hで、
何度も世界1位になっています。

話は、変わりますが、この320dには、DTエンジンでありながら、
アイドルストップ機能がついています。
自分も、通勤時経験してますが、信号青でブレーキを放し、アクセルを踏む
前には、軽い振動と共にエンジン始動し、車両は前に進んでいます。
何の不具合も感じません。

余談ですが、このアイドルストップシステムは、トヨタ自動車販売時代の
2代目会長、加藤誠司さん(故人)が考案、特許申請をしたそうです。
昭和40年時代後半、ご自分が乗られていたクラウン(運転手付)が、
東京都内など、渋滞時にガソリンが勿体無いということで、、。

あの当時、その話をご本人から聞かされましたが、その時は
なんとも思いませんでしたが、現在、ハイブリッド車でなくとも、
豊田市の信号でも、信号青になると、隣の車両もブルンと、、。

さすがは、先見の明があるというものです。
つづく。