4f26ad99.jpgアイコードのエンジンコンピューター
をチューニングする基本は、
何度も申しますが、コンピューター本体を
改造致します。

特にトヨタ自動車さんのECUは、例のお触れが出ましてから
大変改造しにくくなり、現在一般市場に出回っている
トヨタ系ECUチューニングは、弊社とトムスさんくらいです。

それは何故か、、。

機種がトヨタさんの場合、レクサス系はイヤーモデルといって
マイナーチェンジが必ず、1年に1回あります。

そうすると、アイコードは、その新車のECUを調べ
解析するのです。
それには、費用も掛かります。
ということで、サブコンと違い、機種、年度ごとの
ECUのチューニングを用意しなければなりません。

すごい在庫なります、、、。
とうことと、ECUの解析が90年代後半までと違い
システムが大幅に変更され、ロムを台座に組み付けた
ロムチューンの時代は終わり、ラン通信という
ECUにOBDなど通信して上書きするという簡単な
システムになりました。

そのシステムテスターという電子機器を持ってる
メーカー、カーディラーさんは、、、。

我らアウトローは、そうはいきません。
まずは、解析から始まり、そのシステムの中に入り込める
データを作り、上書きするのですが、ま、銭がいくらあっても、、。

内容は、エンジンECUの中にある、燃料増減、点火時期調整、
直噴の場合、直噴とポート噴射(従来の)を併用してますが、
その噴射に対し、加速域、ハーフスロットル域などと細かい
指示を出す、ECU本来の動きをそのまま利用、増量してます。

そして、電子スロットルのレスポンスをリニアにして
オートマティックミッションのシフトアップ&ダウンを
より鋭くします。

最近のエンジンはトヨタ系についていいますと、限界設計と
言われる極限までのコストダウンがエンジニアに
要求され、性能維持しながらパーツの価格を落とすことが
最重要課題となっています。

また、燃費向上と排気ガス対策で希薄燃焼にする為、
アイドリング、低速回転域では血の滲むような
努力をされてますので、これらの領域を保ちつつの
燃調となります。
要は、こちらも大変です。

また、ノッキングセンサーとか02センサー、エアフローセンサー、
吸気温センサー、水温センサー、油温センサーなどの
センサー類は、日々日進月歩しており、F1のテレメトリシステム
のようなピットで人間が管理していた事をECU自体が管理し、
適正な指示を送り続けます。

ECU本体のチューニングが何故良いかという理由にもう一つ
重要な項目があります。
それは、現在のECUが行う自己診断とか異常時のセフティを
維持してることです。

ですから、外部から余計な、又は触媒を外すとか、排気系を
交換するとか、チューニングと称して改造、交換されますと
パワーアップは殆どされません。

逆にエンジン破損になると判断(燃料不足)して、点火時期を
遅らせたり、スロットルを全開にしないようにします。
つづく。