ef76c902.JPGハイエース”白鶴”は、日々トラブル処理をこなしてます。
今回、九州鹿児島のハイエース2WDは、ディーラーにてDPRをわざわざシステムテスターにて、フィルターのすすを燃焼していただき、ECUを書換えました。

ここで弊社のECUチューニングの内容をも一度公表します。

1) 燃料噴射タイミングを幾分早めることで爆発圧力、すなわちパーワートルクが
   増します。

2) 燃料増量、これは黒煙を吐かない程度に微量です。

3) 必然的にブースト圧は上がりますが、0,9→1,1と故意には上げてません。 

それから、試走していただき、やはり走行にトラブルが出ました。

100Km走行中、アクセルをかすかに開けてもカーバッキング(ガクガクと前後に車体がしゃくる)症状が出ました。
また、最高速も160Km止まり、、、。

それで弊社のDPR部分を九州まで送り、取り替えて走行、ダメでした。
ディーラーに再度DPR後部のバルブの点検をお願いしましたが、テスターで燃焼してるし、テスターに其の時バルブは正常に作動してることも確認したので、ダメと、、。

そこで今度は、同じ車両を先方で探し、その車両(全くノーマル)のバルブを借りて取り付けたところ、バッチリ直りました。
最高速も180Kmを超えて、、。

バルブの作動はアクチュエーターですが、分解してみたところは問題無くても、何かが誤作動してるのでしょうか、、。

白鶴は、まだDPRを装着して走行してる時、シューシューとバルブが全閉となりDPRが作動してすすを焼却しました。

分解してみると、DPR後部についてるA/Fセンサー並びにバルブは全く綺麗で、すすのすの字も付いてない、ガソリンエンジンのようでした。

しかし、今回の車両は、先方に其のことを確認しましたところ、すすで真っ黒に汚れていたそうです。
DPR清掃作業(バルブを閉じてのDPR内燃焼)でシューシューと、、。
大体120Km走行毎に、、。

サブコンを付けてるともっと早い周期で(60Km毎など)、、、。

ということは、燃料過多やバルブが完全には閉じていないということですし、其の場合のバックアップとしてバルブの横にはもう一つのウェストゲートバルブが付いており、ターボチャージャーのようにそれが開閉して、ふんづまりを防いでますので、普通走行にはあまり支障がないようです。

しかし、弊社のチューニングなど施した場合など、極限までカバー出来ないようです。

どちらにしましても、ノーマルでも不調が出てますので、このバルブに関しては、オーナーの方、要注意ということです。

絵は、そのバルブで全く綺麗です。
このバルブとは別にポート内にウエストゲートバルブ(排気バイパスバルブ)が付いていて、バルブ全閉時のサポートをしてます。
つづく。