トヨタ車純正アルミホイール専用のナットをジュラルミン製で試作してましたが、この程、完成しましたので報告します。
絵をご覧になると分かりますが、左は破壊試験の結果、ナットがハブボルトを破談して固着してる図です。
このときの締め付けトルクは300Nm、昔風にいうと30kgでボルト側が破談しました。ということで、トルクレンチを使わず、バカチカラの方がある程度、手加減して締め付けてもナット側がナメルことはありません。その前に、、、。
通常、トヨタ規格のハブナット締め付けトルクは120Nmですから、その同数値で締め付けられれば、問題ありません。
絵の破談したナットのホイール部分との接触による剥がれは、300Nmでのケースです。規格どおり120Nmで絞めれば、問題ありません。
ポルシェは、ホイールとアルミナットの接触面は球面状になってますが、ハブボルト、ナットの球面状にカッパーグリス等を塗布するよう指示があります。
で、弊社も出来れば、これに習い、モリブデン系かカッパー(銅)グリスを塗布するようお薦めします。
よく、グリスなど塗布すれば、緩むのではとご意見ありますが、規定値のトルクで締め付ければ問題ありません。
レーシングカーでは、センターロックのナットとハブセンターネジ部にカッパーグリスを塗布します。
1ケ約40グラムの軽量化ですので、20ヶ交換で約800gの軽量です。
そ、このことは何回も言いましたか、、。え?100回聞いた!
じゃ、101回目です、、、。
1ケ 840円X20ケ = 16,800円
小さなことからコツコツと、、、。
つづく。