0cfef5b1.JPG絵は、IS-Fのフロントサスペンションのナックルと言われる部分のロアアームが装着される間に30mmのジュラルミン製スペーサー、通称ロールセンターアダプターを組み込むことにより、車高を少しでも下げた車両は、ロアアームに角度がつき過ぎて、それがコーナーリング中はロールする為、アーム自体に角度が余計についてタイヤの路面に対する接地面が大幅に減少します。

そうすると俗に言うフロントの接地感が少なくなり、アンダー傾向になるのです。
ポルシェGT2やGT3などは、普通のカレラに比べ、40mm以上車高が低いのですが、その為、フロント、リヤともアーム類が角度が大きくならないよう、予めカレラとは違う、フロントから見てアームが地面に対し水平になるよう設計されたアームに変えてあります。

要は、カレラもGT3などのサスペンションをそっくり交換すれば、ペタペタに車高を下げても、しっかり路面をグリップするというわけです。
ポルシェは、やっぱりすごいのです。

ロールセンターアダプターなるものをご理解いただけましたでしょうか、、。
つづく。