e06d7513.JPG絵は、最終仕様の耐熱チタニウム合金製EXメインマフラー左部分です。
今回程、色々困らしてくれた開発商品は、久しぶりと言って良いでしょう。

自慢話ですが、自分がまだサードさんにいたころ、伊藤レーシングさんと共同でアルミマフラー、チタンマフラーを作り始めたのが約20年前、、、。

アイメックで初のチタンマフラーは、その当時まだ国内発売前のアキュラNSXを北米まで行って買い付け、逆輸入し、やはり伊藤レーシングさんで作らせたチタンマフラー、、、。平成3,4年ころ確か60万円くらいの値段を付けましたが、20セット以上売れたと思います。そして、ポルシェ用チタンマフラーと、、。

で、今回の左右出しのV8、5リッターエンジンのチタンマフラーは、(ステンシングル出しは、殆ど問題無く、数台が国内を走行してますが)、最初からコモリ、脈動による振動がどうしても取れませんでした。
試行錯誤で、かなりのノウハウを体得出来ました。

難産で生まれた程カワユイと申しますが、本当にそうです。
例えば、ゴムバンドに釣る、ステー用パイプを無垢物に変更。
梱包用に2分割した部分の強度を増す為、差込、クランプからフランジ、ボルト留め、メイン、サブパイプ径変更、ステー取り付け位置変更、左右別れる部分の形状変更、ガセット(補強プレート)変更、メインマフラー内部変更、メインマフラー形状変更、テールピース部変更、内径変更、レゾナンス位置変更、レズナンス形状変更、レゾナンス内部変更、、、。
ありとあらゆる箇所の変更を強いられました。その結果、今後どのようなトラブルが起ころうとも、如何様にも対処出来ますが、まず、そのようなことはぶっつけでもしない限り、起こらないと確信出来ます。もちろん、この商品は、アフターサービスでの修理も可能です。有償になりますが、、、。

パワー、トルクだけではなく、高級サルーン、レクサスのイメージを損なわないよう静寂性には、十分すぎるほど気を使いました。
今後の更なる開発にも、かなりのノウハウを蓄積いたしました。
つづく。