久々にポルシェのお話です。
絵は、ポルシェ996 GT2のミッションを降ろしてクラッチのオーバーホールをしようとしてるところです。
良く見ていただくと左側にアルミ製四角い表面が波打ってるケースがあります。
これは、液冷式ミッションオイルクーラーです。
GT2となるとオーナーがこのままサーキットを走ることを前提としてますので、エンジンオイル同様、ミッション、デフ(GTRみたいに一体なので)のオイルクーラーが純正で装備されてます。
実際、ミッションの油温は、エンジンオイルより上がります。
で、上がればやはりギヤ歯面の潤滑切れがおき、ミッション、デフギヤ破損に繋がりますので、冷却は重要なチューニングとなります。
予断ですが、R35,GTRもミッション、デフ一体ですが過酷な使用条件では油温が異常に上昇すると警告ランプ点灯して、注意を促します。
IS-Fにもミッションクーラーが純正で備わってます。
最近は、サーキット走行に対処したスポーツモデルが発売されてますが、ポルシェはこんなところまでかなり前から装備してました。やはり、すばらしい車です。
つづく。