bd5192c0.JPG絵は、996ターボ車両です。550PSにしてオーナーが2人変わったところからトラブル修理で入庫されました。
某ポルシェディーラーでかなりのところまで点検していただきましたが、マフラー、ターボ、サスなど交換されてるのでこれ以上点検できないといわれ、弊社に、、。

そこから、約1Wあまり弊社での苦闘が始まりました。
症状は、オーナーと同乗走行で確認しまして、簡単に解決出来る等と、たかをくくってましたがなんのその、、。

敵は、しぶとく症状を出します。
ECU交換、スロットルボディー交換、スロットルバキュウム周り清掃、プラグ点検、マフラーノーマル交換、ターボ点検、加給圧ゼロ走行、パイプ類漏れ点検、ティプトロECU交換、ATFオイル交換等、、、。
これらを全て行い、も一つO2センサー外して走行、またこの車両がタイヤの直径のでかい19インチのタイヤにしてあったのでノーマルサイズに変更、、。

何とか、症状は出なくなりました。原因は、やはりタイヤ径と各センサー不良など色々な要素が重なり合ってのことでした、、。
システムテスターにも異常は出てませんでした、、。
また、ミッションマウントのゴムが破損してましたので、これも交換、、。

今度は、高速200Kmくらいのコーナリングで突然ビックリマーク点灯、まるでリヤサスペンションの一部が折れたような異常な挙動にあわやコースアウトするかと、、。その時PSMが作動しスロットルを閉じていたのでした、、、。
前後タイヤ径の違いでか、、。19インチは、タイヤ径を前後合わせないと高速では、このような症状が出る事があるのです。
まあ、PSMをオフにしておけば、、。
トラブルのデパートみたいに走れば走るほど症状が刻々と出てきました。

最近ポルシェの開発をほかってIS-Fばかりに集中してたので、ひがんでイジワルしたのか、、、。
久々にトラブルシューティングの技能オリンピックに参加したようで、夜も真剣に悩みアーダコーダと朝になってました。
つづく。