引き続き993GT2エボのお話。
やっとシムを6気筒分オイルストーンといって砥石みたいな物で修正しバルブとロッカーアームの隙間を規定値に合わせます。其の後、バルブタイミング調整というエンジンにとって最も重要なピストンが一番上に来た状態で、インテーク、エクゾーストのバルブの開き始めとか、閉じ終わりとかを調整します。
まあ、これは規定値というものがありますが後は、チューナーの個性が表れるところです。
古い話ですが、自分が最初にエンジンを分解し、ハイカムを組み込み、見よう見真似でバルタイを取ったのは、昭和50年初頭のL20エンジンです。
これには、後付ターボを付けましたが、、。
L型エンジンは、息の長いエンジンで最近12月3日、フジスピードウエイでゲンロク誌取材があった後、昼からの一般走行にハコスカGTR,S30のフェアレディZなどL型エンジンの軍団が走っておられました。
思わず、近寄り懐かしく見ておりました。
このL型には、相当お世話になりました。頑丈なエンジンです。
自分は、殆どターボ仕様にする為、ピストンの加工やキャブターボなのでカマボコ型のエアサージタンク(今のインジェクション車の一体型インテーク)をアルミで製作しました。殆どが手作りです。
タコ足もステンに砂を詰めて焼き曲げ、、、。
フジでは皆さんお元気に、ニコニコしながらメンテナンスしてみえました。
こんな姿を見てると今の不景気なんて関係ねーって感じです。
趣味は、不滅です!!!!
つづく。