57cfeb18.JPG絵は、ピストン&シリンダをクリーニングしてWPC加工に出すところです。
このWPC加工は、やったら病み付きになるほどのすばらしい仕事をしてくれます。
簡単に言うと金属の表面をショットピーニング(ザラザラに)して、摩擦ストレスを解消、油持ちが良く、ポルシェのようなピストンボア(直径)が100mmもあるような、言わばアメリカンV8もっと言うとハーレーダビドソン1200ccVツインが3列あるような
ドロンドロンと回ってるエンジンがヒュンーと回りだします。

おまけに表面強度も上がりますので、マジックにかかったみたいに調子良くなります。レーシングカーなど、多用してます。

この不二WPCのナンバー2の鈴木さんとは、シグマ(現サード)時代,お世話になった方です。
当事は豊田自動車試作開発部、要はトヨタ7などを製作、開発してまして、オイルショックの昭和46年当事、トヨタがレース撤退時にシグマに移られ、あの生沢徹さまがシグマと初出場したMC73やGC73を製作してた一員です。

自分がまだ学生で手伝いに行ってたこその当時、彼はステン、マグネシウム、チタニウム(シグマには、トヨタ7の残骸がいっぱいありましたので)などの溶接から、パイプフレームをポコポコと作り、リヤウイングやパイプアームなど簡単に製作されてました。
昔は、こんな方がいっぱい居るんだと関心してましたが、そうではありません。
ほんの一握りの職人集団を見てたからです、、、。
つづく。