1e336b0d.JPGIS-Fのエンジン開発のお話が自動車技術という本の9月号に載っています。
トヨタ自動車さんとヤマハ発動機さんの設計、開発担当者さん5名の解説でした。

低燃費、クリーンな排ガスと出力性能を両立させたLS用、1UR-FSE、2UR-FSEエンジンをベースに、環境性能を確保し、かつ、伸び感、レスポンス、サウンドの3つの感性に訴えかける性能を追求した自然吸気エンジン2UR-GSEを実現させたのです。

すべて、文中の受け売りです。専門家の難しい文中説明はこの際省力しますが、手堅い手法の中に新しい技術が凝縮しております。
インテークバルブにチタニウムを採用したり、燃料の直噴とポート噴射を使い分けたり、インテーク系は、頑張られてます。

しかし、苦言を言わねばならないとしたら狭いエンジン室内にV8を搭載した為の排気管形状に制約があったことでしょうか、、。
努力されてましてEXマニホールドは、デュアルタイプのモノを苦心して収めてます。
ここが、もしスペースがあって等長タイプのEXマニホールドが組み込めてれば、もう15PSは、向上できたであろうことは明白です、、、。

その他、スポーツ走行に対応してオイルの偏りによるエア吸いを防ぐべく対応してるとか、エクゾースト、インテーク、メカニカルの3つのサウンドを回転数域を分けて聞かせてます。矢口さんの真骨頂でしょうか、、、。
音にうるさい拘りが感じられます。
そういう意味では、思い切った発想が生きております。

其の後の、ぺージには、R35,GTRのエンジン解説が入っており、比較出来て楽しく読めました。何度か読み返してます、、。
生みの苦しみを経験できると言うことは、後でジワジワ実感がわいてくるもので開発冥利につきます。本日は、真面目なお話でした。いや本日も、、、。

絵は、試作のブレーキパット純正キャリパー対応品です。サーキットテストが楽しみです。ブレーキパットも奥が深く妥協の産物でとんがった性格になります。
純正パットがあまりにいい性能なのでここは、ヤリガイありまっせ!
弊社では、これも全て注文生産です。
つづく。