鈴鹿西コースを走り終えた黒鶴は、一旦足回りをばらしにはいりました。
ショック、バネ、ブレーキローター、キャリパー、ブレーキパット等を点検したかったのです。
今回、黒鶴は、純正以外のスポーツパッドが入っておりまして、丁度これも白鶴の純正パッドとの比較検討が出来ました。
結論を言いますと現段階では純正のブレンボ製ブレーキパットは、いい仕事をしてました。
白鶴は、計14周X3,5Km走行しまして残厚は、純正10mmに対して7mmでした。
それに比較して黒鶴は、19周、殆どアタックしっぱなしでしたがパット残厚は、5mmでしたが、パット表面はかなり炭化してまして、その後のストリート走行では、効きがかなり落ちてました。
今後、パットは、純正を使うかもっとサーキットスペックの物に変更しないと交換した効果がありませんでした。
まあ、これくらいの車重の制動を完璧にするには、使用用途に応じて変更するくらいの心構えが必要です。
それにつけても、純正オールブレンボブレーキシステム(キャリパー、パット、ローター)は、正しい選択をよく決断されました。粉が出るのをよく無視されました。
この選択は、かなり勇気がいったと思います、今までのトヨタいやレクサス規格だと、、、。
レクサスさんよく頑張りました、、です。
それに引き換え、どこかのスーパースポーツ車は、キャリパーは、ブレンボですが、ローターは、、、、。
ローターに付いたパットカスが殆どの穴(ドリルドなので)に詰まっておりました。
で、対策として純正ドリル穴4mmを5mmに拡大、穴の面取りを純正より3倍くらい空けました。
これで放熱効果も向上し、耐フェード性能が増すというものです。
もちろん、大きく空けることでのクラックは予想してます。
クーリングダクトは、純正でフロントバンパーからダイレクトに開いた四角い穴から新鮮なエアが入るので、効果大と思われますが、も少しキャリパー、ローターにエアがあたる工夫をしたいと思います。
その点、ポルシェのブレーキダクトは、うまく出来てます。また、紹介します。
絵は、左が穴拡大加工後の物です。
右のローターの穴、殆どカスで詰まって、、。
パットは、もう殆ど使用不可です。プロのドライバーガ全開走行するとたった19周X3,5Km=66,5Kmで、、、、。
純正もフジなどでプロが頑張るとやはり早く無くなるそうです。
レクサス純正ブレンボ製ブレーキパットは、1台分42,000円であります。
弊社の同サイズのもので39,900円~です。
ポルシェの感覚ですと普通なんですが、、、。
ちなみに997、GT2セラミックブラーキパットは、、、!!!!
大きなお世話でした。
つづく。