絵は、IS-F用ビルシュタイSPL車高調KITであります。
ビルシュタインのショックと直巻きテーパーバネ仕様で、弊社の定番であります。
もちろん、ショックとバネは、ノーマルの印象悪いところを直し、サーキットでの使用にも耐えられるよう製作しました。
サスペンションセッティングは、各自動車メーカーにとっても重要な課題です。
色々なジャーナリストが乗り比べ、色々な評価をします。
まさに十人十色とはよく言ったものです。
このIS-Fのサス設定には、あのルマン優勝者の関谷正徳氏も大きく関与しておられるそうで、、、。
もちろん、ニュルブルクリンクでも相当走りこまれたそうです。
しかし、市場に出ての評価は非常に厳しいものでした。
サーキットを重視したが為の結果なのか、、、、、。
それにしても、サーキットに特化するには大変な決断を迫られたと担当者の苦労がうかがい知れます。
今回、自分は、ニュルブルクリンクで行われたスクーデリア、ハンゼアト
www.scuderia-hanseat.de
に、借り物のメルセデスベンツ C220 CDI(そう、大好きなデーゼルターボです)おまけに6速マニュアル車で参加し4日間総数200Kmあまりを走ってきました。
21Kmの北コースと5,1KmのF1コースを各セクション12に分け、そこを3回ずつ往復しながら、コースの取り方を叩き込まれるのです。
コースのコーナー手前の反対側のポイントには、直径20cmくらいの薄い白の丸マーク(ドットマーク)がペイントしてあり、そこを外側のタイヤが旨く通過すれば、次のコーナーのクリップポイント(彼らはそれをエイペックスAPEXと言ってます)の同じドットマーク(白いポイント)を反対側のタイヤが通過するようにラインを走ることを徹底的に教え込みます。
これらを体得するとあの171コーナーある北コース(ノルドシュライフ)は、たった45度ステアリングを切るだけで全てスムースにコーナーをクリアしていきます。
全てのドットポイントをうまく片側にタイヤが通過すればの話ですが、、。
これが全然見えんのですわ!見えたと思ったら横を通過していきます、、、。
で、そのベンツですが、もちろんコンフォート仕様でした。
けれど市内の石畳や路面電車の通る道路をしなやかに走りますが、F1,北コースを自分の強引なハンドリングにタイヤをきしませながら、ロールしながらも気持ちよく走ってくれるのです。
IS-F担当者は、ベンツもポルシェもニュルも石畳も全てのを走行テスト比較をしたと思います。
まあ、他人はいくらでも批判は言えますのであえて追求はしませんが、IS-Fへの期待が全てにおいて完璧を求めた為の結果でしょうか、、、。
大変だったと思いますが同情はしません、失礼ですから、、。
自分たちは、簡単です。オーナーから事情を聞き、今の状態からオーナーの不満、好みを聞きながら一つ一つ手作りすれば良いのですから、、、。
つづく。