1f08b1af.JPGターボチャージャー(以後省略してターボと、、)は、ボルグワーナー社ですが、吸収される前はKKK(ドイツ発音でカーカーカー)社といいました。
実は、自分は1977年頃、ドイツ、フランクフルト南80Kmくらいのフランケンタールという小さな町に工場がありまして、1週間程ターボの分解組み付け、バランス取りの講習を受けたことがあります。

KKKといえば、ポルシェファンならずとも日本の1970年後半からのターボチューニング業界でも、有名でした。

1980年代のマクラーレンポルシェや956、962Cのコクピットリヤクォーターに貼られた三角形マークのKKKは、印象に残ってます。
で、現在は、紆余曲折ありまして現在の傘下に入りました。
ターボのインペラーケーシングにリベット留めされたブルーのアルマイト処理されたアルミ製のネームプレートは当時を思い出されます。

VTGとは、ポルシェ社がネーミングしたと思いますが、可変に動く排気側の数十枚の弁により排気ポート径を小さくしたり大きくしたりして、オリフィスを作り排気側タービンに当たる流速を調節してます。

それの作動するロッドをサーボモーターで駆動してます、電子制御して、、。
その為、それまでのガソリンエンジンでは必要であった排気タービンハウジング側についてるウエストゲートバルブ(これもブローオフバルブ同様、ポルシェ社特許です)の必要性が無くなり、最低限の排気圧力でブースト圧が調整でき、ブースト圧最大になるとウエストゲートバルブがアクチュエーターのロッドにより開閉されてたアクチュエータ式(現状のガソリンターボ車は殆どコレ!)は、必要で無くなりました。
これまで、ディーゼルエンジンでは、この可変タービンが主流になってきましたが、ガソリンでは、ディーゼルの燃焼温度500℃位に対して1,000℃位まで上昇する為、可変タービンブレードがもちませんでした。
それが、最近の技術向上で完成されたのでしょう。

電気、電子製品の1キロあたりの単価は、ターボ自重1Kgあたりの単価に対して比較しようも無いくらい高価でしたが、このハイブリッドVTGターボは、面目躍如といっても良いでしょう。

これからのターボ車は、このシステムになりに日本政府と自動車業界の結託した日本人オバカ政策に突破口を開けると思っています。
皆さんヨーロッパにお出かけの際、何とかレンタカーでもお借りになって2000CCクラス以下のデーゼルターボ車に乗ってごらんなさい、ビックリしまっせ!!!

燃費といい、低速からの加速といい、、、。
200Km位のスピードで走行して燃費18Km/リッターいきまっせ!

プリウスで全開174Km(メータースピードで)時に燃費消費は、メーター表示で8Km/リッターでした。
べつにトヨタさんを苛めてるつもりはありませんが、早くアウディやワーゲンのようなTDI(ターボディーゼル)プリウスで発売してください!
宣伝文句45Km/リッターは夢では無いと思いますが、、、、!
つづく。