3315ace9.JPGヘルシンキで1泊、そしてロバニエミに到着してウェルカムパーティーをしてもらい、タップリ熟睡しまして(そう自分達はその晩酒好きの二人でジンをロックで、、)ジェットラグも解消し、翌朝、5時頃からソワソワ、朝7時半からレストランのバイキング朝飯を玄関の外で待ってたくらいその気であります。

そして、8時半ホテルをスタート。10台のブラックポルシェ軍団は、凍りついた国道を一路、トレーニング場である30Kmくらい離れた場所に向かって80Kmくらいの速度で行進です。交差点など曲がるところは、30Kmくらいの速度でもふらつき、2速、3速とゆっくり加速していくんですが、リヤは横にスライドであります。
いくらなんでも氷の上をスタッドレスです。いやがうえにも緊張です。

対向車はというと、この国では今の時期、スパイクが義務付けられてるのも含めて、それはそれは、お飛ばしになってます。・
多分、100Km以上で、、。大型のそれもトレーラーが交差する時など、一瞬雪煙と風圧で揺れますです。

また、この軍団は、やはり遅いらしく後ろから後方のクルマが自分達を1台ずつ追い越して行きます。
10台抜くのは容易ではりませんが、あまりに流れに沿ってないのか片側1車線ですので、少しスライドしながら自分も抜かれました。
恐ろしフィンランド人、、、。
ミカ、ハッキネン、キミ、ライコネン氏などもこうやってガキのころから曲芸走行を体得したんでしょうね、、、。ニュルのガキどものように、、、。

そして、一般道から右折して地道のような林道に入ります。もう一面雪、雪、雪、。
まわりの木々は樹氷のようになって真っ白け、、、。
その中を軍団は、白銀を雪煙を上げて行進です、、、。
すばらしい光景です。見とれちゃいますこれだけでも、、、。

トレーニング場に到着、そこの社長といっても、メカが二人くらいであとはおばあちゃん、お母さん、近所の手伝いのおばさんって感じの家庭的な環境です。

そして、到着、挨拶もそこそこにトレーニング場に移動です。
兎に角広いので最初のころは、どこをどう移動してるのか、方向も見失うくらいで、先頭車にくっついていくしかりません。
道幅は、クルマが一台走行できるくらいで両側は、ブルでかき上げられ1mくらいの壁なので、周りはよく見えません。

で、着いたところが、定状円の練習場です。後で気がつきましたが、そのような円の場所が4つくらいあります。
クルマを降りて先生からスノードライブの未経験者はといわれ、自分のみ手を上げたくらい皆さんご経験者であります。これから、先行きの不安は絶頂であります。

まずは、走行してくださいと2班に別れ、われ等日本人組2台は、ピーター先生が受け持っていただけました。
円の中に入ってまずは、リヤを2速のままアクセルを開けてスライドさせそれを維持しながら円を回って行きなさいと、、、。
これが、簡単に出来そうで出来ませんねん!

1時間くらい格闘でであります。ステアリングと右足アクセルで、、、。
最初の頃は、まだ表面に雪が浮いてますが、何十周もすると氷の地面がかき出されそれは、降りて歩くとスッテンコロリ状態です。
ソレもそのはず、ここの社長が自ら夕方にブルで掻いた後、散水車で水を撒き、氷上を作っているのですから、、。
つづく。