e91fb0ba.JPGニュルブルクリンクに後ろ髪を引かれながら 、いざ出立ですフランクフルトに、。
社長さんは、翌日日本に向けてお帰りになりますが、オイラは、なぜかいつもの事で1日多く滞在であります。

もちろん、予定では一緒に帰るはずでしたがそこは珍道中です。
オイラは、社長さんを又もドイツよりお見送りになってしまいました。
その日は、フランクフルトエアポート近くに1泊して、翌日社長さんをフランクフルトのエアポートまで送りまして、そこでドイツよりお見送りです。
オイラは、ドイツ在中か、、、。
そんな変な気分で、翌日の自分のフライトまでお時間ありますので、必然的に息子の住んでるハイデルベルグまで、レンタカーを借り直してその晩、居候です。

で、息子は、そこで日中は仕事してますので夕方まで暇つぶしです。
ハイデルベルグ城は、よくお世話になっておりまして今回は、いつも行ってない奥のほうに探検です。
この日も、日本人を含む多くの観光客に混じってテクテク歩きますが、ツアーの皆さんは時間が限られてますので、せわしなく、それもあまり遠くまで歩き回れません。

オイラは、そんな中時間はたっぷりありますので、まるで浮浪子(これは差別語ですみません)みたいに一人フラリフラリと歩いていきます。
そしてお城の反対側まで来たときに50mくらい離れたところに若いお嬢さんが一人歩いてるではありませんか、、。

若い人がそれも一人で、、、。この辺のどこかお城の係りの方が、仕事を終えて帰るところか、、、。オイラは、時間をつぶしながら歩いてますとちょっとした階段を上がったところで、その真正面に彼女がいまして、ちょっとびっくりしたのですが、そこは年の功、そ知らぬふりをして彼女の前を通り過ぎようとしましたら、きれいな英語で話しかけてくるではあーりませんか、、、。
”ここの遺跡のことをご存知ですか?”などと、、。

オイラは、一瞬何を言ってるのか判断に困りましたが、”そうだ、オイラをこの辺の住人と勘違いして質問してきたのだ!”っと、とっさに判断しました。

こういうときのオイラの頭の回路はすばやく回るのでした、、、。
で、オイラは、”いや、僕も最近引っ越してきたばかりで、この辺のことはよく分からんのですよ!あっはっはっは、、、!”っとばかりに大嘘つきました。

彼女は、まじかで見るとインド人でしてきれいな黒いお目目と薄茶色のベールを頭から被ってましたが、年のころ20くらいの美しい女性でした。
背丈は、160cmくらいで、同じく薄茶のコートを着てましたが、雰囲気はまるで美女と野獣が話してる感じでしょうね、、、他から見ていたら、、、。

そしてお決まりのお一人ですか、、?もお何処かよそを回ってきましたか、、?
これからどこに行かれますか、、、などと、取り留めの無い会話を楽しみながら、そこからお城のほうに向かって二人で歩きました、、、。
いいですね、まるでデートしてる感じでした。
まあ、こういうこともたまには無いと、、、。
15分くらい話して、分かれましたが、そのシハールといわれたお嬢さんは、一人旅でこれからドイツ北部に行くのだそうでした。
今晩食事でもというオイラの調子いい誘い言葉に、ニコと笑って”残念ですが、先約があって、、!”っと、やさしく断られました(はっきりと、、)。
これウソじゃ、ありません!インドの方、これからもっと好きになりました。
つづく。