698de53e.JPG最近の弊社イチオシの商品について、宣伝させていただきます。
こういうことは、弊社の営業伊藤が担当しておるのですが、久々の感動につい、私見を述べますです。

この商品、”スーパーチャージャー”は、伊藤が見つけてきましたが当初、自分はスーパーチャージャーに関してはいい思い出がありませんでした。
少しその辺のいきさつにお付き合いください。

時はゲンロク、、、、では無くて、昭和60年ころですが自分がまだ、サードに在籍してたころ当時のトヨタ4AG搭載車、AE86,AW11,等の車両に自社開発のスーパーチャージャーを取り付け、コンピューターも解析し大々的に宣伝して世に送り出しました。そうそう、後に2リッターの1GGE-UエンジンにもKITを作りましたが、、、。

まあ、色々ありまして結局、1,000台くらいの販売で販売を中止しました。
途中では、ターボとスーパーを組み合わせましたツインチャージャーなるものも4AG搭載車用に発売しました。
加速感はそれなりに低速からすばらしいものでした。
現在のワーゲンゴルフのツインチャージャーのさきがけです。

前置きが長くなりましたが、その当時やはりスーパーに対する偏見と絶対的パワーはやはり、ターボチャージャーにひけをとりますので、だんだん下火になったのが要因と思います。

このあと、トヨタさんは私たちのターボ時代と同じマネをされまして、1GGターボ車のあと、4AGスーパーチャージャー車をAE92という型のカローラレビン&チレノでお出しになられました。

古きよき時代の思い出でございます、、、。大奥みたいなナレーションで、、、。

そんでもって、大パワー、大トルクに頼りきってるツルタは、そのときのイメージでありますスーパーの低速からの大トルクが中高速でやれてくることを体で覚えておりまして、”そんなに期待できるものではないだろう!”と、内心思っておりましたが、部下のやることに水を差すのも上司として大人げないので、ここは黙ってみておりました。

もちろん、パーツの内容や組み立て構成など一応気にはしてましたが、、、。
そして、車両の試乗になった時点で黙って高速に行ってみました。
そこまでの県道では、少し加速してみますが4,000RPM付近までは逆にどうってこと無い感じで、拍子抜けしたほどです。

高速に入り、それが俄然真価を発揮しだしました。
もちろん、3,000RPM付近よりNA以上の加速はしてますが、スーパーチャージャーって感じではなく、カムチューンって感じですが、4,000,5,000と回していくうちに、その加速と高トルク感は”回せば回すほどに、、、!”と言う言葉があてはまります。

ターボのようなするどい加速感とは異次元の加速感です。
それが、最高回転数の6,700RPM付近まで続きます。

弊社のシャーシーダイナモでも、それは如実に表しておりまして、パワーカーブとよく呼びますが、これはまさしく直線(リニヤと表現してますが)状にグラフ線左下X軸、Y軸交差点の0点から45度以上の角度を維持して右に上っていってます。
まさに珍しい性能線です。普通、6,000RPM付近からノーマルカムのエンジンでは、ターボ、NAともオショウスイラインとなります(お品よく、、、)。
つづく。