997ターボ Tip前期モデルです。
そう、最後のドライサンプエンジンを搭載した。
今回、車検整備で入庫です!
996系から、悪評であったフロントマスクが、
丸目に戻り、水冷ポルシェ911としては、従来の
姿に、、。
エンジンオイルを交換してるところです。
エンジンオイルは、オイルパンと、オイルタンク下と、
2か所から、オイルを抜き取ります。
オイル量は、エンジンオイルをある程度入れて、
暖気し、油音が正常になって時点で、適量を
オンボードの油量メーターで、確認しながら、
調整します。
結構、作業時間は掛かります。
これが、あまり要領を分かってない方が、油量を
調整すると、溢れたりするのです。
水冷ポルシェ911では、最後の小さいモデルとなりました。
991以降、ちょっと大きくなり申したので、、。
また、このモデルの後期版は、ターボモデルは、ドライ
サンプエンジン搭載で、センターロックホイールですが、
ターボSは、直噴セミドライの新型エンジンとなり、
空冷以来のドライサンプエンジンでは、無くなりました。
まあ、そんなにドライサンプが、エエのかと申しますと、
911モデルを語るうえで、そう、エンジン型式が、
ガラっと変わったことで、ルマン24Hでも、使用した
ドライサンプエンジンの末裔から、生まれ変わり、
伝説が、途絶えました。
と、アタシは、思っております。
実際、997GT3の後期から、カップカーなど、新型
エンジンとなり、ドライサンプ仕様は、消滅しました。
が、GT3Rなど、レースカーの一部は、ドライサンプを
継承しております。
これらは、996GT3のエンジンですが、ドライサンプの
オイルタンクの位置は、同じです。
ま、ストリートカーに、ドライサンプをどうしても
採用しなければならないことは、ありません。
しかし、911は、、、。
時代の流れであります。
現在の技術であれば、スーパー耐久クラスのレースでは、
ウエットサンプ(セミドライとも言う)のエンジンで、
皆さん参戦されてますので、、。
ドライサンプの良さは、現在のF1を代表として、利点は、
オイルパンを無くすことで(実際は、オイルパンは、
オイル黙りの受けとして、ありますが)、エンジンに
搭載位置を変更出来、また、強烈な横Gで、オイルパンの
オイルが片より、オイルを吸うオイルポンプが、空気を
吸うことも無く、安定した油圧のオイルを各部に
供給出来ます。
そのシステムを搭載してることが、自慢となりまする!
そう、化石燃料エンジンとしては、最高峰なのです。
つづく。