997ターボ Tipです。
最近、エンジンチェックランプが点灯して、、!
で、入庫しました。

システムテスターで点検しますと、燃料濃い!
で、点火系を点検、、。
案の定、同時点火のIGコイルに、クラックが入ってるのを
目視で、確認しました。
オーナーさんに、連絡し、まずは、IGコイル&スパーク
プラグ交換を承認を得ました。

この997ターボは、996ターボとは、排気系がことなり、
996Tでは、何とかIGコイルを外すことが,容易(それで
も、EXマフラー外した方が早いですが)ですが、997Tは、
ターボがVGTといって、排気側のエクズーストハウジング内が、
可変ポート形状となり、ウエストゲートを使用しい、ガソリン
エンジンでは、初のターボです。
ディーゼルターボでは、採用されてますが、排気温度が低いので、。

その形状が、丁度IGコイルの上側にあり、抜けにくいのです、。
その為、リヤバンパーなど、多く部品を外す工賃が多く発生
しますので、、。

燃調が濃いのは、スパークプラグが、正常に働かない為、
正常な燃焼が起きない為、O2センサーが、燃焼異常と
判断、チェックランプ点灯したと、、。

まずは、これらを交換して様子をみます、、。
2007年式です、すでに、13年経過してますので、
ドイツ製品の耐久年数を大幅に超えており、見た感じでは、
一度も交換されてないようです。

996系以降、IGコイルは、社外品も、ベル製など、多く
出回っていますが、何と、997Tなど、純正品のIGコイルは、
固定するキャップボルト位置が低いのですが、社外品は、
コイルの頭からキャップボルトで、固定する為、そのキャップ
ボルトの
頭の分が高くなり、近接してターボ本体と当たり、組み付け
出来ないのです、、。
ので、純正品しか、使用出来ません、、、。

左が社外品で、固定のボルト穴位置が、てっぺんにあります。
右の純正品は、固定ボルト穴位置が、コイル本体途中にあり、
ボルト頭が出ません、。
これだけの違いで、性能は同じメーカー”ベル社”が製作、、。
価格が大幅に、安い!

ま、色々あるのであります、、。

つづく。