997ターボ 6MTです。
今回、エンジン不調で入庫、。
点検の結果、電装、燃料など原因となる部品を交換、。
それから、ECUのチューニングをしました。
結果、480 →  530PS相当にアップしました。

試乗しますと、2,3速で、4,000RPM付近から
急激なトルクに、クラッチが滑る症状が出ました、。
早速、その件、オーナーさんに報告。
急激な加速をしなければ、当分は問題無いなどと、
愚かな回答をしました。

結果、やはり交換したいとのご意見なので、今回、
色々な強化クラッチKITが、ご用意出来ますが、
市街地を気楽に走行出来る物は、やはり、純正形状の
プルトレリーズ式のクラッチカバー&ディスクであろうと
ご提案し、決定されました。

強化品は、997GT2RS相当のものですが、ザックス社
製の強化品です。

クラッチは、外して、ディスクの厚みを測定しました。

すると、外周部で、新品の厚みが

9mm  →  8,4mm

と、0,6mm摩耗してました。
純正の出力であれば、全く問題ない数値です。
これが、1mm以上摩耗してますと、滑る症状が出てくると
思われます。

純正のツインマスフライホイールです。
今回は、再使用します。
過激にチューンする場合、このフライホイールは、
シングルマスに交換します。

17kg  →  9kg

と、10kg程度の軽量になりますが、シフトアップ、ダウン
時に、エンジン回転数が急激に落とせるので、サーキット
走行など、素早いシフトをしたい場合には、効果てき面
です。
レース用エンジンなど、フライホイールは、殆どクラッチ
操作用で、アイドルなど出来ません、、。

964カレラ時代、RSとのエンジンパワーが、

250PS  →   260PS

と、同じ仕様なのにどこが違うのかと疑問に持って
いましたが(エンジン組み付けは、RSやカップカー
は、ピストンなど、重量を揃えたと)、カレラエンジンの
MTは、標準がツインマスフライホイールが組まれてます
が、後から、RS用は、シングルマスと分かり、当時
カレラのMT車両は、強化クラッチKITを交換
と同時に、シングルマスフライホイールに交換しました。

すると、パワーチェックすると、何と260PSに
アップしました、交換しただけで、。
それに、アイメック時代のECUチップや、チタンEX
マフラー、エアクリーナを交換すると280PSくらい
まで、アップしました。

しかし、RSの車体の軽さにはついていけず、鈴鹿など、
ストレートは、ついていけるが、コーナーで、、。

当時、964カレラのMTのオーナーさんは、RSに
何とかついて行こうと、アレコレチューンしましたが、
結局、RSを買った方が速かったなどと、、。
ま、RS自体が玉がそんなになかったのですが、、。
それでも、一番安い価格で、500万円位で、エエ物!が
購入出来ました。

現在、964RSの価格は、月ごとに(年ではな)高騰
してまして、ここでは、発表したくない数値を更新して
おります。

つづく。