997カレラS前期モデルです。

右ハンドル車両です。
右ドア内側のレバーのワイヤー末端のプラスチック部分の
固定部分が割れ、内側レバーにガタが出ます。

それらをワイヤーと、マウントの2点を交換して作業は、
終了のように見えますが、ここにワナが待っています。

ワイヤーと、マウントブラケットは、結構面倒な作業ですが、
ここで、組み終わって安心すると、後で、大変なことに
なりまする。

ことは、車両のドアロックをしたまま、バッテリーが上がった
としますと、手動で、外側のドアノブにキーを差し込み、
ロックを解除という段取りとなります、、。

が、手動のキーを左右に回しても、ロックは解除されない
のです。
その原因は、内側のドアロック機構のワイヤーを交換するとき、
一度、外しますが、その時、差し込んであるドアレバーと、
内側のロック機構を外れるのですが、今度は、ロック機構を
組み付けるとき、その一部のレバー先端がロック機構に
上手く入りません。

が、メカさんは、それに気づかず、組み付けます。
電子メカ的は、なんも問題なく、作動するので、、。
電子制御のロック機構では、バッテリーが上がった状態
での、ドア開閉は、機械式でしか開かず、、、。
そう、ドアガラスを割って開けるしか、、。

この部分の機構を文章で説明すると、訳わかんない!
何処かの大社長さんが、”文字だと頭痛くなるから、
絵で説明しろ!”
まさに、これです。
アタシが中学生だったこと、小学生後年から、入っていた
ボーイスカウトの先輩で、Tさんという方がいましたが、
彼が、いつも怒って、後輩や、他の仲間に”言葉じゃ
分らん、絵にかいて説明しろ!”と、言ってました。

まことにごもっともであります。
プラモデルの説明書でも、絵であります。
最近は、動画で説明が簡単に、、。
推理小説でも、殺された該者の倒れていた家の間取りを
”ドアを開けて、北側の縁側にそって、廊下を南進して、
突き当りの障子を開けてところに、、!”などと、
読んでいて、頭いたくなります、、。
そんなところは、ポンチ絵でも挿入されてると、一発
で間取りが理解できるのであります、、。

ということで、一度ドアロック修理した方、ポルシェ正規
ディーラーさん以外で、直された方は、一度、バッテリーを
外し、窓ガラス全開で、ロックをキーで解除してみてくだ
さい。
全く、開かなければ、そう、この部分が繋がってません!

まったくもって、ポルシェさんは、エエ設計!?を
されたもんであります!
マウントのワイヤー指示部が、ある経年すると破壊する
事を計算されて、設計されたのかも、、。
素晴らしい設計理念でありまする。

まあ、補足しますと、ロッド形式のドアロックですと、
昔の国産車みたいに、ドアと窓ガラスの隙間から、専用
泥棒ツールで、ドアを開閉しやすいので、このようなデザインに
したと、エエ方に理解します。
それでも、プロさんの泥棒にしたら、車両を盗むのは容易
でしょうが、、。

JAFさんが、ポルシェのこのトラブルに出っあったら、
どう、対処されるでしょうか、、。
いじわるツルタは、想像しますです、!!

つづく。